ファロバクト(ファロム)
- 医薬品
- ジェネリック
- 内服薬
ファロバクトは抗生物質ファロムのジェネリック医薬品で主にニキビ治療に使われています。
その他にも副鼻腔炎、膀胱炎、咽頭炎などの治療にも用いられます。
ジェネリックのためお求めやすい価格となっています。
その他にも副鼻腔炎、膀胱炎、咽頭炎などの治療にも用いられます。
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- 有効成分
- ファロペネムナトリウム水和物
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- メーカー
- シプラ
ファロバクト(ファロム) 200mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
ファロバクト(ファロム)とは、細菌による感染症を治療する抗生物質です。"ペネム系"に分類され、からだの中で殺菌作用を発揮します。
有効な細菌も幅広くニキビや扁桃炎、麦粒腫(ものもらい)など身近なものから肺炎まで、様々な感染症に効く薬です。
ファロバクト(ファロム)の特徴
ファロバクト(ファロム)には、次のような特徴があります。
■殺菌作用を持つ抗生物質
■ニキビ治療にも処方される
■ペニシリンが効かない肺炎にも使用できる
感染症の治療に欠かせない抗生物質ですが、その作用には2種類があります。
- 静菌的 : 細菌の増殖を抑える
- 殺菌的 : 細菌を殺す
ファロバクト(ファロム)は後者の殺菌的に働く抗生物質となり、体内の細菌を死滅させます。
しかも様々な菌に効果があり、人の肌に住み着いているアクネ菌にも効くことからファロバクト(ファロム)はニキビ治療薬としての出番も多いです。
また抗生物質は病気の時に頼れる薬ですが、治療に用いる時には"耐性菌"の存在が問題となります。
例えば世界初の抗生物質ペニシリンは、梅毒や肺炎などの治療薬として多くの患者さんを救ってきました。
ですが時代が進むにつれて細菌も学習し、今ではペニシリンが効かない肺炎球菌なども登場しています。
ファロバクト(ファロム)は、このような「ペニシリンに耐性を持つ肺炎球菌」にも有効です。
しかし使いすぎると今度はファロバクト(ファロム)に耐性を持つ細菌が現れる可能性もあるので、むやみに服用しすぎないことが大切です。
服用の際には薬が効いているかをしっかりと確認し、感染症を治療する上で必要最低限の期間だけ服用するようにしましょう。
ファロバクト(ファロム)の効果・効能
感染症を治療するためには、からだに感染した細菌を取り除く必要があります。
ファロバクト(ファロム)は、細菌を殺すことで病気を治療する薬です。
人のからだはたくさんの細胞が集まってできていますが、その細胞の1つ1つは"細胞膜"という薄い膜で覆われています。
これに対して細菌は"細胞壁"という頑丈な壁に守られている、というように人の細胞と細菌の構造にははっきりとした違いがあるのです。
ファロバクト(ファロム)はこの違いを区別し、殺菌作用をもたらします。
細菌が細胞壁を作るためには、"PBP(ペニシリン結合タンパク質)"が無くてはなりません。
ですがファロバクト(ファロム)は、そんなPBPの作用を阻害してしまいます。
すると細菌は自らを守る壁を作ることができなくなり、穴が空いた風船のように死滅していくのです。
このように、ファロバクト(ファロム)は細菌に対してのみ毒性を発揮することで感染症を治療する薬となります。
服用方法・使用方法
ファロバクト(ファロム)の服用方法は、次のようになります。■肺炎、肺膿瘍、膀胱炎(単純性を除く)、腎盂腎炎、前立腺炎(急性・慢性症)、精巣上体炎、中耳炎、副鼻腔炎
1回200~300mgを1日3回服用
なお年齢・症状に応じて適宜増減します。
■その他の感染症(ニキビや扁桃炎など)
1回150~200mgを1日3回服用
なお年齢・症状に応じて適宜増減します。
ファロバクト(ファロム)の注意点
■ショックに注意
ファロバクト(ファロム)の服用によりショックが現れる恐れがあるので、十分注意してください。
■下痢や軟便に注意
ファロバクト(ファロム)の服用により最も現れやすい副作用は下痢、軟便です。
これらの症状が現れた場合にはファロバクト(ファロム)の服用を中止するなど適切な処置をおこなってください。
特に高齢者の方では下痢や軟便の発現が全身状態の悪化につながる恐れがあるので、これらの症状が現れた場合にはすぐに医師に相談してください。
またこの時にはファロバクト(ファロム)の服用を中止し、適切な処置をおこなってください。
副作用
ファロバクト(ファロム)による副作用症状は、次のとおりです。過敏症 | 頻度0.1~5%未満 | 発疹 |
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頻度0.1%未満 | そう痒、蕁麻疹、発熱、発赤、紅斑など |
血液 | 頻度0.1~5%未満 | 好酸球増多、白血球分画の異常など |
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頻度0.1%未満 | 顆粒球数の変動、血小板数の変動 |
肝臓 | 頻度0.1~5%未満 | AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GTPなどの上昇 |
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頻度0.1%未満 | AI-P・ビリルビン・LDHなどの上昇 |
腎臓 | 頻度0.1%未満 | BUN・クレアチニンの上昇 |
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消化器 | 頻度0.1~5%未満 | 嘔気、下痢、軟便、腹痛 |
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頻度0.1%未満 | 嘔吐、食欲不振、腹部膨満感、口角炎、口唇炎、胃腸障害、消化不良、胃炎、便秘 |
菌交代症 | 頻度0.1%未満 | カンジタ症、口内炎 |
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ビタミン欠乏症 | 頻度0.1%未満 | ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向など)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎など) |
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その他 | 頻度0.1%未満 | ほてり、頭痛、めまい、眠気、浮腫(浮腫)、口唇乾燥、眼痛、爪変色、けん怠感 |
---|---|---|
頻度不明 | しびれ |
※赤文字の症状が現れた場合にはファロバクト(ファロム)の服用を中止し、適切な処置をおこなってください。
※下痢、軟便が現れた場合には、ファロバクト(ファロム)の服用を中止するなどの適切な処置をおこなってください。
重い副作用症状
ショック、アナフィラキシー様症状 | じんましん、皮膚の赤み、口やまぶたなどの腫れ、かゆみ、せき、息切れ、ゼーゼー・ヒューヒューした呼吸音、失神 |
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急性腎不全 | むくみ、尿の量が少なくなる・出なくなる、だるい、集中力の低下、食欲不振、吐き気、かゆみ |
偽膜性大腸炎などの血便をともなう重い大腸炎 | 血便、頻繁な下痢、粘り気のある便、お腹が張る、腹痛、発熱、吐き気 |
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群 | 高熱、ノドの痛み、全身のだるさ、食欲の低下、全身の皮膚に紅斑・水ぶくれ・びらん、眼の充血、目やに |
間質性肺炎 | 息切れ、乾いたせき、発熱 |
肝機能障害、黄疸 | 皮膚や白目が黄色くなる、コーラ色の尿、だるい、食欲の低下、吐き気、かゆみ |
無顆粒球症 | 風邪のような症状(発熱、ノドの痛み、だるさなど)、感染症にかかりやすくなる |
横紋筋融解症 | 筋肉痛、手足のしびれ・脱力感、全身のだるさ、赤褐色の尿 |
注意点
ファロバクト(ファロム)の併用禁忌薬はありません。ファロバクト(ファロム)を服用できない方
■ファロバクト(ファロム)の成分ファロペネムによるショックの既往歴のある患者さん
ファロバクト(ファロム)を原則服用できない方
次の方はファロバクト(ファロム)を服用しないことが原則ですが、特に必要な場合にのみ慎重に服用してください。
■ファロバクト(ファロム)の成分ファロペネムに対し過敏症(アレルギー)の既往歴のある患者さん
ファロバクト(ファロム)との併用に注意が必要な薬
■イミペネム・シラスタチンナトリウム
動物実験(ラット)において、ファロバクト(ファロム)の血中濃度が上昇することが報告されています。
■ラシックス
動物実験(イヌ)において、ラシックスと併用するとファロバクト(ファロム)の腎毒性が強まることが報告されています。
■デパケン
カルバペネム系薬剤との併用によりデパケンの血中濃度が低下し、てんかんの発作が再発することが報告されています。