アルコール依存症治療薬
アルコール依存症治療薬は、お酒をなかなかやめられない方のためのお薬です。服用することで、お酒をおいしく感じられなくなり、無理なく断酒できます。
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アルコール依存症治療薬とは
アルコール依存症の治療方法の一角として「薬物療法」があります。
薬物療法には2つの役割があり、それによって用いられる薬の種類も異なります。
ここでは、後者の断酒維持のための薬をアルコール依存症治療薬としてまとめます。
ただし治療薬といっても、一般的な病気の薬とは違ってただ飲んでいるだけでアルコール依存症が治療できる訳ではありません。
アルコール依存症を治すには、患者さん自身が積極的に治療に取り組もうとする意思が不可欠です。
つまり飲酒に関わる知識を身につけて断酒を決断、実行した上でアルコール依存症治療薬を服用することで初めて効果が発揮されます。
そのためアルコール依存症治療薬の効果を最大限に得るためには、カウンセリングなどの心理社会的な治療法を組み合わせることも大切です。
抗酒薬
抗酒薬とは、アルコール依存症治療薬として国内では従来から用いられてきた薬です。
この薬は簡単に言うとお酒を飲めない状態にする薬となります。
お酒に含まれるアルコールは、からだの中で次のような行程で分解されます。
アルコール → アセトアルデヒド → 酢酸
アルコールは最初に"悪酔い物質"のアセトアルデヒドとなり、後に無害な酢酸へと分解されます。
お酒を飲みすぎた時に頭痛や吐き気、動悸などが起きて不快な気分になった経験をお持ちの方は少なくないはずです。
このような飲酒時の不快感は、アセトアルデヒドの働きによって起こる反応だと言われています。
抗酒薬には、このアセトアルデヒドの分解を阻害することで強制的に不快な気分を引き起こす作用があります。
すると心理的にお酒を飲むことが嫌になり、結果的に断酒を継続させることにつながります。
このことから「嫌酒薬」などと呼ばれることもあります。
国内で用いられる抗酒薬には次のような種類があります。
- ノックビン
- シアナマイド
ノックビンには「クロノール」というジェネリック医薬品も登場しており、こちらは海外通販で個人輸入で購入することも可能です。
断酒補助薬
断酒補助薬とは、国内では2013年から使用され始めた新しいタイプのアルコール依存症治療薬となります。
従来の抗酒薬はしっかりと服用していれば高い断酒効果を発揮してくれるものの、次のような問題点も指摘されていました。
- 肝臓や心臓などに重い障害がある方は服用できない
- 肝障害などの重い副作用症状が起こることもある
- お酒を飲みたくなったら服用をやめてしまう
断酒補助薬は上記の問題点を解決し、からだへの負担も比較的軽減され高齢者の方なども服用しやすい薬となりました。
また相互作用も少なく、他の薬や食品との飲み合わせによる影響も出にくいので抗酒薬との併用も可能だと考えられています。
そして効果も全く異なり、断酒補助薬は「お酒を飲みたい!!」という気持ち(飲酒欲求)そのものを抑えてくれる薬です。
これまで行われた研究により、断酒を始めた人が断酒補助薬を服用すると再飲酒のリスクを低下させることができたという結果も報告されています。
しかし現在飲酒中の方が服用しても、飲酒量を減らすことはできないという点には注意して下さい。
国内で使用されている断酒補助薬は「レグテクト」という名前の薬になります。
レグテクトには「アカンプロル」「アキャンプタス」などの通販でも購入可能なジェネリック医薬品もあります。