痛み止め
痛み止めは、頭痛、発熱、筋肉痛、肩こりなどの症状を改善してくれるお薬です。慢性的に起こる方は、痛み止めを常備しておけば症状が悪化する前に抑えることができます。
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痛み止めの一覧
痛み止めとは
痛み止めとは痛みを抑える作用や、痛みの原因である炎症を抑える作用を持った薬剤のことです。
痛み止めと一口にいってもさまざまな種類があります。
この記事では症状別の痛み止めとその種類について詳しく解説していきます。
症状別痛み止め
痛みには頭痛、発熱、炎症、筋肉痛・肩こりなどさまざまな症状があります。
この項目では症状別の痛み止めについて詳しく解説していきます。
頭痛薬
頭痛薬とはさまざまな種類の頭痛の痛みを抑えたり、頭痛の発生を予防する薬のことです。
頭痛には日常的な頭痛から片頭痛などの慢性頭痛、くも膜下出血などの病気を伴う頭痛までさまざまな種類があります。
日常的な頭痛に対しては市販薬を用いて治療することができます。
一方、慢性頭痛に対しては市販の頭痛薬では治療することができません。
慢性頭痛にはトリプタン製剤、エルゴタミン製剤、頭痛予防薬といった薬剤を使用することで治療することができます。
これらの薬剤はそれぞれ異なる作用を持つため、使い分けながら使用することで慢性頭痛を改善してくれます。
お薬110番(以下当サイト)では下記の商品を取り扱っています。
■トリプタン製剤
■頭痛予防薬
- プロプラノロールWZF(インデラルジェネリック)
- シプラー LA(インデラルジェネリック)
- ベタプロ(インデラルジェネリック)
- シベリウム(フルナリジン)
その他、頭痛にはデパスのような抗不安薬や筋弛緩剤のような鎮痛薬を用いることもあります。
解熱鎮痛剤
解熱鎮痛剤とは、簡単にいうと痛みを取ってくれる薬剤のことで、炎症を抑え、痛みの原因の生成を防ぎ、熱を下げる作用を持ちます。
COX(シクロオキシゲナーゼ)という酵素のはたらきによって痛みの原因物質であるPG(プロスタグランジン)が生成されますが、解熱鎮痛剤はこのCOXのはたらきを抑えることでPGの生成を防ぎ、痛みを取り除いてくれます。
解熱鎮痛剤は主に非ステロイド性抗炎症薬(以下NSAIDs)という分類の薬剤が多く、一般的にも知られるロキソニンやボルタレンもこの分類に入ります。
副作用が少なく、高い鎮痛効果を持つため、広く一般に使用されている薬剤です。
筋肉痛・肩こりの治療薬
筋肉痛や肩こりは飲み薬や外用薬、注射などを用いて治療することができますが、飲み薬で治療する場合、筋肉の緊張をほぐすことのできる筋弛緩剤を用いることがあります。
筋弛緩剤は神経や細胞に作用して、筋肉の凝りやこわばり、それに伴う痛みなどを取り除いてくれます。
日常生活で起こる肩こり、腰痛、頭痛や精神疾患などに伴う筋肉のこわばり、ヘルニアなどの症状を緩和するために用いることができます。
当サイトでは下記の商品を取り扱っています。
筋弛緩剤は種類によって効果の強さがさまざまですが、使用方法を正しく守らなければ重篤な副作用の危険性もある薬剤ですので、使用の前には用法用量を正しく理解する必要があります。
痛み止めの種類
痛み止めにはさまざまな種類があり、用途がそれぞれ異なります。
この項目では痛み止めの種類について詳しく解説していきます。
非ステロイド性消炎鎮痛薬
非ステロイド性消炎鎮痛薬は一般的にNSAIDs(エヌセッズ)と呼ばれることが多い解熱鎮痛剤の分類の一つです。
非ステロイドという名の通り、ステロイドではない抗炎症薬のことをNSAIDsと呼びます。
主に疼痛や解熱、炎症を抑えるために用いられる薬剤で、市販の頭痛薬などはほとんどNSAIDsとなります。
NSAIDsの薬剤は医学的作用にあまり差がなく、用法用量が異なるものがほとんどです。
当サイトでは下記の商品を取り扱っています。
- ロキソニン
- ロキソニン(海外医薬品)
- ボルタレン
- ボベラン(海外名のボルタレン)
- ボルタレンカプセル
- ボベランジェル(ボルタレン)
- ジクロフェナクAL(ボルタレンジェネリック)
- インドメタシン
- コビックス(セレコックスジェネリック)
- セレブレックス(セレコックスジェネリック)
- ナプロシン(ナイキサンジェネリック)
- アートリル(ブルフェンのジェネリック)
- エコスプリン(アスピリンジェネリック)
市販で売られていることからNSAIDsの解熱鎮痛剤は安全性が高い薬剤といえますが、胃腸障害や降圧剤と併用する際の腎障害などの副作用には注意が必要です。
弱オピオイド鎮痛薬
WHOの鎮痛薬の三段階の分類において、上記でご紹介したNSAIDsは軽度の痛みに対して使用する第一段階の鎮痛薬とされていますが、弱オピオイド鎮痛薬は軽度から中度の痛みに対して使用する第二段階の鎮痛薬になります。
鎮痛作用を持つオピオイド受容体を刺激し、セロトニンやノルアドレナリンの量を増やすことで痛みを抑えてくれます。
弱オピオイド鎮痛薬の代表的な薬にコデインとトラマドールがあります。
当サイトではトラマドールとトラマドールのジェネリック薬であるトラマタスを取り扱っております。
これらの薬剤はがんの痛みや関節リウマチなどの強い痛みに有効なほど鎮痛効果が高く、一般的な鎮痛薬では抑えることのできない痛みに対して用います。
なお、トラマドールは医療用麻薬に指定されておらず依存性も少ない薬剤で、がん患者の約9割の方に有効であるというデータがある鎮痛薬ですが、病気の根本治療のための薬剤ではないことには留意してください。
強オピオイド鎮痛薬
上記でもご説明したWHOの鎮痛薬の3段階の分類において強オピオイド鎮痛薬は最も強い鎮痛作用を持つ第三段階の薬剤となります。
代表的な薬としてモルヒネ、オキシコドン、フェンタニル、タペンタドールなどがあります。
これらの鎮痛薬は弱オピオイド鎮痛薬でも効かない末期がんのような激しい痛みに対して使用する薬剤です。
主に用いられるのは一般的に広く知られているモルヒネですが、歴史が長いため多くの臨床データがあり、安心して使用することのできる鎮痛薬の一つです。
鎮痛補助薬
鎮痛補助薬とは、本来は痛みを抑える目的で開発された治療薬ではありません。
神経障害性疼痛や慢性化した痛み、または激痛などの場合に、解熱鎮痛剤(NSAIDs)などでも痛みが取り切れない時に用いられます。
もともとは鎮痛剤ではないので、鎮痛効果はそれぞれの薬で異なります。
また、一部を除いて痛みに対しての処方は保険適用外となります。
■抗うつ剤
抗うつ剤は、セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の再取り込みを阻害することで痛みを感じにくくする経路(下行性疼痛抑制系)を活性化させ鎮痛効果を発揮します。
■抗てんかん薬
抗てんかん薬は、神経細胞の中にあるイオンチャネルや神経伝達物質の受容体に作用し、神経細胞の過剰な興奮を抑えることで痛みを和らげます。
■筋緊張弛緩薬
筋緊張弛緩薬は、痛みに対して筋肉の緊張が認められる場合、痛みを和らげる効果を発揮してくれます。
■抗不整脈薬
抗不整脈薬は、神経の興奮を抑えることで、痛みを和らげる効果を発揮します。
その他の痛み止め
その他の治療薬は、次のようなものがあります。
■ステロイド
ステロイドは、からだの中にある副腎皮質ホルモンを人工的に合成した薬になり、強い抗炎症作用と鎮痛作用、免疫抑制作用などがあります。
痛みを発生させている物質をつくる酵素を阻害することによって、痛みを鎮めることができます。
■局所麻酔薬
局所麻酔薬は、痛みを伴う治療(虫歯を削る時など)に用いられる薬です。
神経細胞内にあるイオンチャネルや神経伝達物質の受容体に作用し、痛みの伝達を抑えることで鎮痛作用を発揮します。
鎮痛薬や抗うつ薬、抗てんかん薬などを服用しても痛みを抑えることができない時に使用します。
その中でもオピオイドは、強力な鎮痛作用をもつ医療用の麻酔薬になります。
脊髄と脳に存在している「オピオイド受容体」に結びつくことによって、痛みの伝達をブロックします。
ガンの治療による痛みや、他の痛み止めでは対処できない時にも使用が認められています。
オピオイドには、モルヒネ、オキシコドン、フェンタニル、コデインなどの薬があります。