クラビリン(クラビット)
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クラビリンはクラビットジェネリック。クラビット1錠あたりの約1/4の価格で、250mgと500mgの2種類から選択して購入できます。クラミジアや淋病の治療に多く用いられ、様々な細菌に効果を発揮します。
クラビリン(クラビット) 250mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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20錠 | 1,800円 |
1錠あたり 90円 |
54pt獲得 | 売り切れ |
40錠 | 3,420円 |
1錠あたり 85円 |
102pt獲得 | 売り切れ |
クラビリン(クラビット) 500mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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10錠 | 1,800円 |
1錠あたり 180円 |
54pt獲得 | 売り切れ |
30錠 | 4,860円 |
1錠あたり 162円 |
145pt獲得 | 売り切れ |
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クラビリン(クラビット)について詳しく見る
商品詳細
クラビリンとは、細菌感染によって起こるあらゆる感染症の治療に用いられるクラビットのジェネリック医薬品です。インドの製薬会社であるスマート社が開発したクラビリンは、ジェネリックのため先発薬であるクラビットより安く購入することができます。
クラビリンはクラビットと同じ成分である「レボフロキサシン水和物」が含まれているため、ほぼ同じ効果を得ることができ、クラミジアや淋病といった性感染症(以下性病)の治療に多く用いられます。
クラビリンの特徴
- 従来の抗菌薬(タリビット)よりも抗菌力が強い
- あらゆる細菌に効果を発揮
- 飲み薬では治療が難しかった難治性の感染症にも効果を発揮
- 他の抗生物質(セフェム系・ペニシリン系)にアレルギーがあっても服用可能
クラビリンの成分であるレボフロキサシンは、従来まで使われてきた抗菌薬タリビットの成分であるオフロキサシンに比べ、効果が高い上に副作用も少ないため、現在ではレボフロキサシンを主成分としたクラビットやクラビリンのようなクラビットジェネリックが主流になっています。
クラビリンの効果・効能
細菌は人の体に感染し、細胞分裂を繰り返すことで増殖していきます。
ですが、細菌の増殖には「DNA(遺伝子情報)」が必要です。
このDNAを複製することで、細菌は増殖することができます。
しかし、DNAは二重の螺旋(らせん)構造となっており、そのままの状態では複製できないようになっています。
そこでねじれを解消するために「DNAジャイレース」という酵素を使い、ねじれを解消することでDNAを複製することができるようになります。
クラビリンの成分であるレボフロキサシンは、このDNAジャイレースの働きを阻害する効果をもっており、その効果により細菌はDNAのねじれが解消できなくなり、細菌は増殖できず死滅していきます。
クラビリンはクラミジアや淋病といった性病の治療の際に処方されることの多い薬ですが、肺炎や急性細菌性副鼻腔炎、尿路感染症、赤痢菌、アクネ菌といった細菌感染症にも用いられることがあります。
服用方法・使用方法
クラビリンは通常、成人の場合、1回500mgを1日1回を服用しますが、疾患・症状によって適宜減量されます。250mgの錠剤の場合、1日2錠を7~14日間を連続服用してください。
500mgの錠剤の場合、1日1錠を7~14日間を連続服用してください。
※通常、1日の服用上限は500mgまでですが、症状が重度の場合750mgを服用する場合もあります。
※肺結核及びその他の結核症については、原則として他の抗結核薬と併用してください。
※腸チフス、パラチフスについては、1回500mgを1日1回14日間連続服用してください。
クラビリンは服用量を増やしたりすることで抗菌力を増すお薬ではないので、服用方法を守るようにしてください。
必要もないのに服用回数・量を増やすと副作用のリスクが高まるので注意が必要です。
クラビリンの注意点
■定期的な肝臓検査
クラビリンと抗結核薬の併用によって、重い副作用症状が現れることがあります。
併用の際は、定期的に肝機能の検査を受けるようにしてください。
■服用期間終了後の注意
クラビットの服用期間終了後、症状が完治しているかを性病検査キット等で確認するようにしてください。
■危険を伴う作業は控える
クラビットの副作用の中に、意識障害などがあります。
服用中は自動車の運転、危険を伴う作業は控えるようにしてください。
副作用
クラビットの主な副作用は以下のような「胃腸症状」です。- 吐き気
- 胃痛
- 下痢
症状が軽いものの、長く続いてしまう場合には医師に相談するようにしてください。
その他の副作用症状は、次のようになります。
過敏症 | 頻度0.1~0.5%未満 | 発疹 |
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頻度0.1%未満 | 蕁麻疹(じんましん)、そう痒症、光線過敏症 |
精神神経 | 頻度0.1~5%未満 | めまい、不眠、頭痛 |
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頻度0.1%未満 | しびれ感、傾眠、振戦、ぼんやり、幻覚、意識障害 | |
頻度不明 | 錐体外路障害、末梢神経障害 |
泌尿器 | 頻度0.1%未満 | 血尿、クレアチニン上昇、BUN上昇、尿蛋白陽性、頻尿、尿閉 |
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頻度不明 | 無尿 |
肝臓 | 頻度0.1~0.5%未満 | AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、肝機能異常 |
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頻度0.1%未満 | γ-GTP上昇、ALP上昇、血中ビリルビン増加 |
血液 | 頻度0.1~0.5%未満 | 好酸球数増加、白血球数減少 |
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頻度0.1%未満 | リンパ球数減少、好中球数減少、血小板数減少、貧血 |
消化器 | 頻度0.1~0.5%未満 | 嘔吐、悪心、下痢、腹部不快感、腹痛 |
---|---|---|
頻度0.1%未満 | 消化不良、食欲不振、口渇、腹部膨満、胃腸障害、便秘、口内炎、舌炎 |
感覚器 | 頻度0.1%未満 | 味覚異常、耳鳴、味覚消失、視覚異常 |
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頻度不明 | 嗅覚錯誤、無嗅覚 |
循環器 | 頻度0.1%未満 | 動悸 |
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頻度不明 | 頻脈、低血圧 |
その他 | 0.1%未満 | 関節痛、CK(CPK)上昇、胸部不快感、倦怠感、四肢痛、咽喉乾燥、尿中ブドウ糖陽性、高血糖、熱感、むくみ、筋肉痛、脱力感、発熱、関節障害、発汗 |
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頻度不明 | 胸痛 |
重い副作用症状
アナフィラキシー、ショック | 冷汗、気持ちが悪い、顔面蒼白、手足の冷え、しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる |
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重い皮膚や粘膜の障害 | 発赤、発疹、水ぶくれ、膿(うみ)、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみや口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感 |
痙攣(けいれん) | 頭痛、めまい、ふるえ、手足のしびれ感、筋肉のぴくつき、意識低下、全身けいれん |
重い不整脈 | 脈が1分間120以上または50以下、動悸、脈が弱い、胸苦しい、だるい、めまい、失神 |
腎臓の重い症状 | 尿の濁り/泡立ち、尿が少ない/出ない、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹 |
肝臓の重い症状 | 食欲不振、だるい、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色 |
重い血液成分の異常 | 喉の痛み、発熱、口内炎、だるい、皮下出血(血豆/青あざ)や鼻血/歯肉出血など出血傾向 |
肺障害(間質性肺炎など) | 息苦し、息切れ、から咳、痰(たん)、発熱 |
大腸炎 | 下痢、激しい腹痛、発熱、血液便、下血 |
横紋筋融解症 | 力が入らない、手足のしびれ/けいれん、筋肉痛、歩行困難、赤褐色の尿 |
低血糖 | ふるえ、力の抜けた感じ、さむけ、動悸、冷や汗、強い空腹感、頭痛、不安感、吐き気、目のちらつき、イライラ、眠気、ぼんやり、重くなると、異常な言動、けいれん、昏睡(意識がなくなる) |
アキレス腱炎/腱断裂 | むくみ、アキレス腱周辺の痛みや腫れ |
幻覚/錯乱 | 実際にいない虫や動物/人が見える、本当ではない声や音が聞こえる、非現実な体験、混乱状態、取り乱す |
過敏性血管炎 | 腹痛、発熱、関節痛、紫斑(青あざ)、斑状の発疹 |
重症筋無力症の悪化 | 力が抜ける、まぶたが下がる、動作が鈍る |
注意点
クラビリンに併用を禁止されているものは特にありません。クラビリンを服用できない方
- 妊娠中または妊娠している可能性がある方
- クラビット成分レボフロキサシンに過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
- 小児
クラビリンとの併用に注意が必要な薬
■アルミニウムまたはマグネシウム含んだ制酸薬や鉄剤
クラビリンの効果を弱める恐れがあります。
アルミニウムまたはマグネシウム含んだ制酸薬や鉄剤はクラビット服用から1~2時間後に服用するようにしてください。
■フェニル酢酸系またはプロピオン酸系非ステロイド性解熱鎮痛剤
クラビリンと併用すると、フェニル酢酸系またはプロピオン酸系非ステロイド性解熱鎮痛剤の作用が強まる恐れがあります。
・フロベン
など
■クマリン系抗凝固薬
クラビットと併用することでクマリン系抗凝固薬の作用を強めてしまう恐れがあります。
・ワーファリン
■QT延長を起こすことがある薬剤
クラビットとの併用によって、QT延長を起こす恐れがあります。
・デルティバ
など
参考サイト
効果・効能、使用方法、副作用、注意点(併用禁忌)のご説明は、商品説明書の他に次のサイトを参考にしております。
Wikipedia - レボフロキサシン