トリコモナス治療薬
トリコモナス治療薬は、フラジールやチニダゾール錠などが有名です。通販では格安でジェネリックも購入できますので、ご自宅で安く治療したい方は通販で購入しましょう。
トリコモナス治療薬の一覧
トリコモナス治療薬とは
膣トリコモナス症は国内でもメジャーな性感染症の1つです。
治療にはフラジールやチニダゾール錠(旧名:ハイシジン)などの性病治療薬が用いられます。
膣トリコモナス症の原因になるのが「トリコモナス原虫」という微生物の感染です。
この微生物の感染経路は性行為だけにとどまらず、モノや場所を介して日常生活の中で感染する可能性もあります。
そのため膣トリコモナス症は性病に分類されてはいますが、性行為の経験が無い子どもに感染することもある感染症です。
また男女間では症状の現れ方が異なり、特に男性は自覚症状が少ないためパートナー間で感染を繰り返す「ピンポン感染」の恐れもあります。
もしもパートナーが膣トリコモナス症を発症した時には、男女一緒に検査や治療に取り組むことが大切です。
トリコモナス治療薬の種類
トリコモナス治療薬で代表的なのは、上記で説明した「フラジール」と「チニダゾール」の2種類です。
それぞれ特徴や詳細についてご説明します。
フラジール
フラジール(日本では塩野義製薬)はメトロニダゾールを有効成分とした、トリコモナス感染治療薬です。
トリコモナス症を引き起こすトチコモナス原虫ををはじめ、ピロリ菌、アメーバ赤痢、嫌気性菌感染症など様々な菌に対して効果的です。一般的に抗生物質では効きにくい原虫、細菌感染症に対しての治療に使われます。
トリコモナス症は寄生虫のトリコモナス原虫が感染し起こります。その原虫を殺虫的に作用し、原虫がいなくなるため症状が改善されます。
ファシジン/チニダゾール
チニダゾール(日本では富士製薬)、ファシジン(ファイザー)はチニダゾールを有効成分とした、トリコモナス感染治療薬です。
人体への影響はほとんどなく、トリコモナス症の原因であるトリコモナス原虫のDNAを切断することで分裂増殖を抑制し殺虫的に作用します。これによりトリコモナス原虫による症状を治療することができるのです。
歴史のある、トリコモナス症の第一選択として扱われている特効薬です。
フラジール/チニダゾール錠のジェネリック医薬品
フラジールやチニダゾール錠には次のようなジェネリック医薬品が登場しています。
先発薬 | ジェネリック医薬品(後発薬) |
---|---|
フラジール (成分:メトロニダゾール) |
アスゾール (成分:メトロニダゾール) |
ファシジン/チニダゾール錠 (成分:チニダゾール) |
チニバ (成分:チニダゾール) |
ジェネリック医薬品は先発薬と同じ成分で製造されているため同じ効果を期待でき、さらに安価で購入できることが特徴です。
膣トリコモナス症は再発を繰り返すことも多いので、万が一服用期間が長引いてしまっても費用面での負担を最小限に抑えられます。
また上記の薬は海外通販でも購入できるので病院に行く時間が無かったり、また抵抗がある場合などには個人で治療をすることも可能です。
ジェネリック医薬品の概要についてはこちらをご覧ください。
トリコモナス治療薬の効果
フラジールとチニダゾール錠は成分が異なりますが、どちらにも同じようにトリコモナス原虫に対する殺虫作用があります。
人や動物、そしてトリコモナス原虫のような微生物を含め全ての生物には「DNA(デオキシリボ核酸)」という物質があります。
DNAには生物が生きるために必要となる全ての情報が刻まれていて、この物質が無くなると生物は生命を維持することができなくなります。
フラジールやチニダゾール錠の成分にはトリコモナス原虫のDNAを切断する作用があります。
これにより体内のトリコモナス原虫が死滅し、増殖が抑えられることで膣トリコモナス症の治療が可能になります。
トリコモナス治療薬の副作用
・フラジール
副作用は比較的少ないです。たまに食欲不振、胃腸関係、吐き気、下痢、発疹、かゆみなどがみられます。
重い副作用は、末梢神経障害、虫垂神経障害、無菌性髄膜炎、膵炎、白血球減少、大腸炎などがあげられます。
・チニダゾール
副作用は比較的少ないです。たまに食欲不振、胃腸関係、吐き気、下痢、発疹、眠気などがあげられます。
重い副作用はほとんどありません。
トリコモナス治療薬の飲み方
・フラジール
トリコモナス症の場合、1回250mgを1日2回これを10日間続けます。※症状によって異なります。
・チニダゾール
トリコモナス症の場合、1回2000mgを服用。服用後トリコモナス症が検出された場合は1週間後再服用してください。※症状によって異なります。