肌の老化
世の多くの女性が悩まされている肌の老化は20代から始まります。肌の老化のメカニズムや原因に応じた対策を解説します。
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肌の老化とは
肌の老化とは肌の機能が低下し、ハリや潤いが無くなることです。
肌の老化によって生じるたるみやくすみなどにより「老け顔」に見られてしまうこともあります。
老化の原因には生活習慣の乱れや加齢がありますが、大半は紫外線による影響だと言われています。
「最近シミが増えた・・・」「たるみが気になる・・・」そんな肌の老化は女性の大敵とも言えます。
"老化”というとある程度年齢を重ねてから起こるようにも思われますが、肌の老化は実は20代から始まります。
敏感肌専門の化粧品メーカー「ディセンシア」が30~40代の女性247人を対象としたアンケートによると「肌の老化を感じたことがある」と答えた女性は96%にも登りました。
では具体的にどんな症状が気になるのか、それは次のような結果になりました。
- 乾燥 ・・・ 約67%
- たるみ ・・・ 約65%
- くすみ ・・・ 約58%
- シワ ・・・ 約53%
上記の結果から分かるように、肌の老化といっても症状は人それぞれです。
いつまでも若々しい肌を保つためにはご自身の年齢・症状に合わせたエイジングケアを行い、老化に負けない肌を作ることが大切です。
肌の老化の対策
肌の乾燥を防ぐには、油分を含んだスキンケア用品で保湿を心がけるようにしましょう。
また、ビタミンAを多く含むレバーなどの食品も効果的です。
シミの対策
シミの対策には
トレチノインやハイドロキノン、トラネキサム酸といった成分を含んだ医薬品が有効的です。
トレチノインは、ビタミンA誘導体に分類される成分で、強力なターンオーバー効果があるためシミの原因であるメラニンを排出することができ、シミ消しに効果があります。
次にハイドロキノンは、肌の漂白剤と呼ばれるほどに美白効果が強く、海外においてはシミ消しの治療薬として用いられている成分です。
最後にトラネキサム酸ですが、日本の第一三共が開発したことで有名なトランサミンに含まれる成分です。
この成分は止血作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用など幅広い効果を持ち、そばかすや肝班を消す効果も認められています。
また、副作用が少ないことから幅広く用いられている医薬品です。
シワの対策
シワを対策するためには乾燥から肌を守らなくてはなりません。
乾燥により肌が弾力や潤いを失うことでシワができやすくなってしまいます。
シワの対策としてスキンケアを行い、肌の水分を保つ必要があります。
お薬110番で取り扱っている商品のなかでは、BIHAKUENナイトクリームやBIHAKUENデイクリームSPF30といった商品の人気が高く、保湿性に優れた成分が配合されており、シワ対策にオススメです。
肌の老化による症状
年齢を重ねる内に、肌に様々な症状が現れてしまうことがあります。
代表的な症状には、次のようなものがあります。
シミ
シミは肌が茶色くなってしまう症状で、早い方だと20代の内から現れることもあります。
一口にシミと言っても様々な種類があり、鼻の横にできる「そばかす」もシミの一種です。
その原因は紫外線の浴びすぎなどにより、肌に「メラニン色素」が溜まることにあります。
シワ
肌の老化現象の代表格とも言えるシワですが、シワには大きく分けると2種類があります。
- 表情ジワ
- 乾燥ジワ
それぞれ原因や改善法が異なるので、種類に合わせた対策が必要です。
たるみ
肌が下がってしまうたるみは、前兆として次のような症状が起こることがあります。
- 目元・目尻の小さなシワ
- 鼻から口にかけての縦のシワ
- 目の下のクマ
実年齢より上に見られることもある肌のたるみに悩んでいる女性は多いことでしょう。
厄介なたるみを解消するには、スキンケア用品や毎日の食事で油分を補給したり、ホルモンバランスを整えたりすることが効果的です。
くすみ
肌がくすんでいると顔色が悪く見えてしまい、たるみと同様、見た目の印象も悪くなってしまいます。
くすみは原因によって対処法が違うことには注意が必要です。
- 乾燥によるくすみ ・・・ 肌の保湿
- 紫外線によるくすみ ・・・ 紫外線対策やメラニン色素へのケア
- 糖化によるくすみ ・・・ 食生活の改善や糖化ケア用の化粧品を使用
など
これらの他には喫煙や血行不良などもくすみの原因になり、また複数の原因が重なることもあります。
そうなると改善に時間がかかることもあるので、自分のくすみの原因を見極めることが大切です。
肌の老化のメカニズム
老化のスタートという意味で「お肌の曲がり角」という言葉が使われることがありますが、なぜ肌は老化をするのでしょうか。
まずは、肌のメカニズムから解説します。
肌は「表皮」と、その内側の「真皮」による2層構造で作られています。
それぞれの役割は、次のようになっています。
表皮 → 外の刺激からのバリア機能、保湿、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)
真皮 → 水分を保持し、肌の弾力を保つ
肌の老化とはただ単に年をとるということではなく、何らかの原因で"表皮や真皮の機能が低下すること"を意味するのです。
肌の老化の原因
肌の老化は、どういったことが原因で起こるのでしょうか。
具体的には、次のような事柄が挙げられます。
■紫外線による老化(光老化)
紫外線は肌の真皮層まで届き、徐々に肌の潤いや弾力を無くしてしまいます。
老化の原因の約80%は紫外線の影響によるものとも言われ、肌の老化防止には紫外線対策が不可欠です。
ちなみに紫外線と言うと晴天の日にだけ注意すると良いようなイメージがありますが、実は曇りや雨の日にも紫外線が地表に降り注いでいるので、毎日の予防が大切です。
紫外線対策の基本は日焼け止めや日傘などで肌を守ることになります。
他にも、肌の機能を回復するためにビタミンC・E、βカロテンを食事に取り入れたり、スキンケアで保湿を心がけることも有効です。
■肌の乾燥
肌は常に新陳代謝を行い、新しいキレイな肌に生まれ変わっています。
しかし肌が乾燥しているとこのようなターンオーバーの周期が乱れ、古い角質が残ってしまうことになります。
すると表皮が固くなりハリが無くなることで「小ジワ」が増え、表皮のバリア機能が低下し更に乾燥してしまうという悪循環にも繋がりかねません。
肌の乾燥の原因は、大きく次の2つに分かれます。
- 内的要因 ・・・ 加齢、ストレス、生活習慣の乱れなど
- 外的要因 ・・・ エアコンなど
順番としては内的要因によって表皮のバリア機能の低下やターンオーバーの乱れが生じ、外的要因がダメージとなって肌の乾燥が進行してしまいます。
肌の乾燥を防ぐには、油分を含んだスキンケア用品で保湿を心がけるようにしましょう。
また、ビタミンAを多く含むレバーなどの食品も効果的です。
■肌が薄くなる(菲薄化:ひはくか)
女性ホルモンには、真皮の中にあるコラーゲンやエラスチンという物質の生成を促進し、肌の潤いを保つ作用があります。
しかし加齢により女性ホルモンが減少すると肌の水分量が少なくなり、肌の菲薄化が起きてしまいます。
また年齢は関係なく、若い方でも乾燥・肌のこすり過ぎなどで肌が薄くなることには注意してください。
肌の菲薄化にはスキンケア用品や大豆などの食品で女性ホルモンを補ったり、またクレンジングや洗顔の際は優しく洗うことが重要です。
■活性酸素による肌細胞の酸化
活性酸素とは人の体内に侵入したウィルスや細菌を攻撃してくれる、人にとっては有益な存在です。
ですが、活性酸素が増得すぎると人の細胞にまで攻撃を加えてしまい、肌の老化を進めてしまうこともあります。
人は呼吸をして酸素を体内に取り込みますが、その中の約2%がこの活性酸素に変わると言われています。
しかし紫外線やストレス、激しい運動、飲酒・喫煙などは活性酸素を増やす原因になってしまいます。
そのため、紫外線対策や生活習慣の改善を行い活性酸素が増えすぎないようにすると肌細胞の酸化を予防することに繋がります。
他にも、抗酸化力があるスキンケア用品や食品を取り入れて活性酸素から細胞を守ることも有効です。
■糖化
糖化とは、体内の糖分がタンパク質と結びついて「AGEs(糖化最終生成物質)」という老化を引き起こす物質が作られることを表します。
「糖尿病にかかると老化が進む」と言われますが、これも糖化によって起こる現象です。
肌で糖化が起こると、黄色いくすみが出来てしまいます。
また、糖化は肌の老化だけでなく骨粗しょう症や動脈硬化、さらにはがんに繋がることもあり、健康のためにも糖化予防は重要です。
"糖"という文字の通り、糖化を防ぐには血糖値が上がらないようにしなくてはなりません。
食事から血糖値の上昇を防ぐ方法としては、次のようなものがあります。
- 糖分の摂り過ぎを防ぐ
- 早食いをせず、ゆっくりと食事をする
- AGEsが増えにくい"生"や"蒸す"といった調理法を行う
など
また、近年では糖化をケアできる化粧品も開発されているので、肌の糖化が気になる方はぜひ取り入れてみてください。