ドネセプト(アリセプト)
- 医薬品
- ジェネリック
- 内服薬
ドネセプトは世界初のアルツハイマー型認知症治療薬として知られるアリセプトのジェネリックです。原因と考えられるアセチルコリンの分解を防ぎ、その量を増やすことで症状の進行を遅らせることができます。
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- 有効成分
- ドネペジル塩酸塩
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- メーカー
- サンファーマ
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- 適応症
ドネセプト(アリセプト) 5mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
ドネセプト(アリセプト)とは、抗認知症薬であるアリセプトのジェネリック医薬品になります。アルツハイマー型認知症の薬としては世界初の薬になり、2014年からはレビー小体型認知症への効果も認められています。
症状を軽くする対症療法の薬として用いられ、認知症そのものを完治させる薬ではありません。
軽度から中等程度までの認知症患者さんに改善効果が期待できます。
ドネセプト(アリセプト)の効果・効能人の脳は、"アセチルコリン"と呼ばれる神経物質によって記憶や学習を行っています。
しかし、認知症の患者さんの脳内では、記憶や学習に必要なアセチルコリンが減っていることがわかっています。
つまりアセチルコリンの量を増やしてあげることで、認知症を治療することができます。
ドネセプト(アリセプト)はアセチルコリンを分解してしまう"アセチルコリンエステラーゼ"と呼ばれる酵素のはたらきを阻害する作用があります。
この酵素を阻害することでアセチルコリンの分解を防ぎ、量を増やすことができ認知症に効果を発揮します。
服用方法・使用方法
ドネセプト(アリセプト)の服用方法は、次のようになります。■アルツハイマー型認知症
1回3mgを1日1回から服用を開始し、1~2週間後に5mgに増量
高度のアルツハイマー型認知症患者さんの場合には、5mgで4週間以上経過した後、10mgに増量となります。
なお、症状によっても用量は適宜増減します。
■レビー小体型認知症
1回3mgを1日1回から服用を開始し、1~2週間後に5mgに増量してから4週間以上経過後、10mgに増量
なお、症状によっては用量を5mgまで減量することができます。
ドネセプト(アリセプト)の注意点■心疾患がある患者さん
心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症など)がある患者さんや電解質異常(低カリウム血症など)がある患者さんは、重い不整脈や徐脈などを起こすことがあります。
ドネセプト(アリセプト)を服用してからの体調の変化には十分に注意してください。
■レビー小体型認知症の患者さん
レビー小体型認知症の患者さんで、日常生活動作が制限あるいは薬物療法を必要とする場合、ドネセプト(アリセプト)の服用により悪化する可能性が高まる傾向にあります。
重い症状に移行しないように様態を観察し、症状に応じて減量や服用中止など適切な処置を行うようにしてください。
■効果の確認
定期的に認知機能検査を受け、ドネセプト(アリセプト)による効果が認められない場合には服用を中止してください。
■危険な作業は控える
ドネセプト(アリセプト)の服用により、意識障害やえめまい、眠気などを起こすことがあります。
自動車の運転や危険を伴う作業は控えるようにしてください。
副作用
ドネセプト(アリセプト)の副作用は、次の通りになります。過敏症 | 頻度0.1~1%未満 | 発疹、そう痒感 |
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消化器 | 頻度1~3%未満 | 食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢 |
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頻度0.1~1%未満 | 腹痛、便秘、流涎 | |
頻度0.1%未満 | 嚥下障害、便失禁 |
精神神経 | 頻度0.1~1%未満 | 興奮、不穏、不眠、眠気、易怒性、幻覚、攻撃性、せん妄、妄想、多動、抑うつ、無感情、悪夢 |
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頻度0.1%未満 | リビドー亢進、多弁、躁状態、錯乱 | |
頻度不明 | 悪夢 |
中枢・末梢神経 | 頻度0.1~1%未満 | 徘徊、ふるえ、頭痛、めまい |
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頻度0.1%未満 | 昏迷 |
肝臓 | 頻度0.1~1% | LDH、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、AI-Pなどの上昇 |
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循環器 | 頻度0.1~1%未満 | 動悸、血圧の上昇・低下、上室性期外収縮、心室性期外収縮 |
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頻度不明 | 心房細動 |
泌尿器 | 頻度0.1~1%未満 | BUN上昇、頻尿・尿失禁 |
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頻度不明 | 尿閉 |
血液 | 頻度0.1~1% | 白血球の減少、ヘマトクリット値の減少、貧血 |
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その他 | 頻度0.1~1%未満 | CK(CPK)、総コレステロール、トリグリセライド、アミラーゼ、尿アミラーゼなどの上昇、倦怠感、むくみ、転倒、筋肉痛、体重の減少 |
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頻度0.1%未満 | 顔面紅潮、脱力感、胸痛 | |
頻度不明 | 発汗、顔面浮腫、発熱、縮瞳 |
重い副作用症状
QT延長、心室頻拍、心室細動、洞不全症候群、洞停止、重い徐脈、心ブロック、失神 | 脈が少ない、脈の乱れ、胸の違和感、めまい、ふらつき、気を失う |
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心筋梗塞、心不全 | 胸の痛み・違和感・圧迫感、冷汗、締め付けられたような胸の痛み、息が苦しい、むくみ(浮腫)、体重の増加 |
消化性潰瘍、十二指腸潰瘍穿孔、消化管出血 | 胃の痛み、腹痛、下血、吐血 |
肝炎、肝機能障害、黄疸 | からだがだるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、白目や皮膚が黄色くなる、尿の色が茶褐色 |
脳性発作、脳出血、脳血管障害 | 激しい頭痛、痙攣 |
錐体外路障害(アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症) | 寡動、運動失調、ジスキネジア、ジストニア、ふるえ、不随意運動、歩行異常、姿勢異常、言語障害など |
悪性症候群 | 無動緘黙(動かず黙り込む)、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗など |
横紋筋融解症 | 手や足のしびれ、けいれん、からだに力が入らない、筋力の低下、筋肉痛、歩行困難、尿の色が赤褐色 |
呼吸困難 | 息苦しい |
急性膵炎 | 吐き気、嘔吐、上腹部から背中にかけて激しい痛み |
急性腎障害 | 尿量が少ない・でない、むくみ、尿が濁る、血尿、からだがだるい、吐き気、頭痛、ノドが渇く、痙攣、血圧の上昇 |
血小板減少 | 鼻血、歯肉から出血、血尿、皮下出血、血が止まりにくくなる |
注意点
ドネセプト(アリセプト)の併用禁忌薬は、特にありません。ドネセプト(アリセプト)を服用できない方■ドネセプト(アリセプト)成分ドネペジルに過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
ドネセプト(アリセプト)との併用に注意が必要な薬■スキサメトニウム
筋弛緩作用が強まる恐れがあります。
■コリン賦活剤、コリンエステラーゼ阻害剤
コリン刺激作用が強まる可能性があります。
- オビソート
- フロジン
- ベサコリン
- アボビス
- マイテラーゼ
- ウブレチド
- メスチノン
- ワゴスチグミン
■CYP3A4を阻害する薬
ドネセプト(アリセプト)の代謝を阻害し、作用を強めてしまう恐れがあります。
- イトリゾール(※リンク先はジェネリック)
- エリスロマイシン
■パーロデル、ノウリアスト
ドネセプト(アリセプト)の代謝を阻害し、作用を強める恐れがあります。
■ホエイ
作用を強める恐れがあります。
■作用を弱める可能性がある薬
ドネセプト(アリセプト)の代謝を促進してしまい、作用を弱める可能性があります。
- テグレトール(※リンク先はジェネリック)
- デカドロン
- アレビアチン
- フェノバール
- リファジン
■中枢性抗コリン剤
相互に作用を弱める恐れがあります。
- アーテン
- トリモール
- ペントナ
- コリンホール
- アキネトン
- ブスコパン
- フソー
■NASIDs(非ステロイド性消炎鎮痛剤)
胃潰瘍を起こす可能性があります。
など