プレドニゾロンクリーム(リドメックス)
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プレドニゾロンクリーム(リドメックス)は皮膚の炎症を抑えるステロイド外用薬です。比較的効果が弱めの薬のため顔や陰部などの皮膚が薄い部分への使用が可能でステロイド剤の中では副作用が軽減された外用薬です。
プレドニゾロンクリーム(リドメックス) 15g
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)とは、皮膚の炎症を抑えてくれるステロイド外用薬です。アトピー性皮膚炎のようにアレルギー反応による湿疹にも効くため、アレルギー治療薬として使用されています。
また塗るステロイド薬は、その効果の強さによって5段階に分類されます。
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)は下から2番目に弱い第Ⅳ群のステロイド薬のため効果はマイルドな分、副作用の心配も軽減されていることが特徴です。
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)の特徴プレドニゾロンクリーム(リドメックス)には、2つの特徴があります。
■効果が穏やかなステロイド薬
■長期的な使用には注意
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)は、ステロイド薬の中では比較的効果が弱い薬です。
そのため顔や陰部のように皮膚が薄い部位への使用も可能となります。
またプレドニゾロンクリーム(リドメックス)は「アンテドラッグ」と呼ばれる特徴があります。
アンテドラッグとは皮膚では強い効果を発揮し、体内に吸収されると効果が弱まる薬のことを表します。
そのためプレドニゾロンクリーム(リドメックス)はからだへの影響が少なく、全身への副作用のリスクも軽減されています。
しかし、長期的に使用を続けると皮膚が薄くなる、感染症にかかりやすくなるなどの副作用が起こることもあります。
これはプレドニゾロンクリーム(リドメックス)だけでなくステロイド薬全体に共通していることですが、必要最低限の使用に留めるようにしてください。
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)の効果・効能プレドニゾロンクリーム(リドメックス)などのステロイド薬は、体内で良くも悪くも様々な効果を発揮する薬です。
それらの中でも、アトピー治療薬としての効果は2つあります。
■抗炎症作用
アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患には湿疹やかぶれなど、様々な症状が現れます。
皮膚に炎症を起こしているのは、「PG(プロスタグランジン)」や「ロイコトリエン」などの化学物質です。
これらの化学物質は脂肪酸である「アラキドン酸」によって作られ、またアラキドン酸は「ホスホリパーゼA2」という酵素によって活発化します。
アラキドン酸はもともと細胞膜を形作る物質の1つですが、ホスホリパーゼA2はそこからアラキドン酸を分離させてしまうのです。
ホスホリパーゼA2がアラキドン酸を増やす → アラキドン酸がPGなどを生み出す → 炎症が起こる
そこでプレドニゾロンクリーム(リドメックス)には、ホスホリパーゼA2の働きを間接的に阻害する作用があります。
肌に塗ったプレドニゾロンクリーム(リドメックス)が体内に取り込まれると、成分が「グルココルチコイド受容体」という器官と結びつきます。
ステロイドと受容体がくっつくと体内では「リポコルチン」というタンパク質の分泌が促進され、このリポコルチンが直接ホスホリパーゼA2の働きを抑えてくれるのです。
するとアラキドン酸の活動が抑えられ、結果的に炎症の原因となるPGなどの数も少なくなるので皮膚症状を改善できるようになります。
■免疫抑制作用
人のからだには、細菌やウィルスの感染を防ぐための免疫機能があります。
アトピー性皮膚炎などのアレルギーはこの免疫機能が、例えば花粉やホコリなどあまり害のないモノにも敏感に働いてしまうことで現れます。
そのため免疫機能を弱めることが、アレルギーの症状を抑えることに繋がることが分かります。
まず人のからだに異物(アレルゲンや細菌など)が侵入すると、リンパ球の一種である「B細胞」が反応してシグナルを発します。
発せられたシグナルは体内を巡り、「NF-kB」と呼ばれる物質に伝達されます。
するとNF-kBが活発化し、からだを守るために必要な化学物質などを作り出します。
つまり免疫機能を弱めるには、NF-kBの働きを抑えなくてはなりません。
そこでプレドニゾロンクリーム(リドメックス)は、からだに取り込まれるとグルココルチコイド受容体とくっつきます。
このプレドニゾロンクリーム(リドメックス)と受容体の結合体はNF-kBに直接働きかけ、その活動を阻害してしまうのです。
免疫機能の要でもあるNF-kBの働きを弱めることで、免疫抑制作用が発揮されます。
服用方法・使用方法
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)の使用方法は、次のようになります。1日1回~数回、適量を患部に塗布
尚、症状により適宜増減し、また密封法を行うことがあります。
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)の注意点■皮膚感染症に対する使用時の注意
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)は、皮膚感染症による湿疹・皮膚炎には使用しないことが原則です。
ただしやむを得ず使用する場合は、あらかじめ適切な治療薬による治療を行うか、またはこれらを併用するようにして下さい。
■全身性の副作用に注意
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)を大量または長期にわたる広範囲の使用、あるいは密封法により全身性の副作用が生じることがあります。
■効き目が現れない場合
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)の使用により症状が改善されなかったり、また症状が悪化した場合は使用を中止して下さい。
副作用
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)による副作用は、次のようになります。■皮膚感染症
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)の使用により、次のような症状が現れることがあります。
これらの症状は、特に密封法を行った場合に起こりやすくなります。
症状が現れた場合は適切な治療薬を併用し、症状が改善されない場合はプレドニゾロンクリーム(リドメックス)の使用を中止して下さい。
■その他の皮膚症状
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)の長期的な使用により、次のような症状が現れることがあります。
- ざ瘡様発疹
- 酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎(ほほ、口の周りなどに潮紅、丘疹、膿疱、毛細血管拡張を生じる)
- ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)
- 多毛
- 色素脱失
これらの症状が現れた場合はプレドニゾロンクリーム(リドメックス)の使用を中止し、ステロイド薬以外の薬に切り替えて下さい。
また魚鱗癬様皮膚変化、一過性の刺激感、乾燥が現れることもあります。
■過敏症
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)により紅斑などの過敏症状が現れた場合は、使用を中止して下さい。
■下垂体・副腎皮質系機能
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)を大量または長期にわたる広範囲の使用、あるいは密封法により下垂体・副腎皮質系機能が低下することがあるので注意して下さい。
重い副作用症状
眼圧亢進、緑内障、白内障 | 視野が欠ける・狭くなる、視力の低下、目の痛みやかすみ、頭痛、吐き気 |
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注意点
プレドニゾロンクリーム(リドメックス)の併用禁忌薬はありません。プレドニゾロンクリーム(リドメックス)を使用できない方■細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症および動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみなど)の患者さん
■プレドニゾロンクリーム(リドメックス)の成分プレドニゾロン吉草酸エステルに過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
■鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎の患者さん
■潰瘍(ベーチェット病を除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷のある患者さん