トルクSR(デトルシトール)
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トルクSRはデトルシトールのジェネリック。デトルシトールより安価に購入できます。日本初の過活動膀胱治療薬で膀胱に選択的に働きかけることで他の臓器への負担を少なくし副作用を軽減しています。
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- 有効成分
- 酒石酸トルテロジン
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- メーカー
- ドクターレディーズ
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- 適応症
トルクSR(デトルシトール) 2mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
トルクSR(デトルシトール)とは過活動膀胱治療薬として用いられている抗コリン薬です。膀胱の収縮を抑え、尿をより多く溜められるようにする効果があります。
それにより"トイレが近い、ガマンできない"などの症状を引き起こす過活動膀胱を改善することができます。
老化現象と捉えられることも多い過活動膀胱ですが、薬の服用やトレーニングなどをすることで治療することも可能です。
トルクSR(デトルシトール)の特徴トルクSR(デトルシトール)には、2つの特徴があります。
■日本初の過活動膀胱治療薬
■膀胱に選択的に働きかける
トルクSR(デトルシトール)は、日本で初めて過活動膀胱の治療効果が認められた抗コリン薬です。
膀胱に強く働きかける特徴があり、他の臓器への影響が少ないので副作用が軽減されています。
と言っても副作用がゼロになる訳ではなく、約3割の方に"口の渇き"のような抗コリン作用が起こっていることには注意して下さい。
またトルクSR(デトルシトール)をプロドラッグ化させ、吸収効率を高めた薬として「トビエース」もあります。
トルクSR(デトルシトール)の効果・効能過活動膀胱はオシッコをガマンできず、時に漏らしてしまうこともある症状です。
なぜこのような症状が起きるのかと言うと、それは"膀胱の収縮"と関係があります。
人がトイレに行きたくなる時というのは、自律神経の中の「副交感神経」が活発な状態です。
この時はからだが落ち着いているため、膀胱が縮まることで排尿が促進されます。
このような膀胱の収縮は、副交感神経から分泌される「アセチルコリン」という物質によって引き起こされます。
簡単に言うとアセチルコリンが「ムスカリン受容体」と呼ばれる器官と結びついたときに膀胱が縮まり、トイレが近くなるのです。
アセチルコリン → ムスカリン受容体 → 膀胱の収縮(排尿)
つまり、アセチルコリンとムスカリン受容体の結合を阻害すれば、排尿を抑制することができるようになります。
そこでトルクSR(デトルシトール)はムスカリン受容体に結合する薬となり、アセチルコリンの働きを邪魔する作用を持ちます。
これにより膀胱の収縮が抑えられ、頻尿や尿漏れといった過活動膀胱の症状を改善することができます。
服用方法・使用方法
トルクSR(デトルシトール)の服用方法は、次のようになります。1日1回、4mgを服用
なお、次のような方は1日1回、2mgの服用となります。
- 腎障害のある患者さん
- 肝障害のある患者さん
- CYP3A4阻害薬(マクロライド系抗生物質やアゾール系抗真菌薬等)を併用中の患者さん
トルクSR(デトルシトール)の注意点■溢流(いつりゅう)性尿失禁に注意
溢流性尿失禁の症状がある患者さんは、過活動膀胱とよく似た病気(「前立腺肥大症」など)が原因である場合があります。
"自分の意思に反して勝手に、少しずつオシッコが出てしまう"などの溢流性尿失禁の症状がある場合は、原因の判別のためトルクSR(デトルシトール)の服用前に尿量動態検査などを実施して下さい。
■頻尿・尿漏れの原因に注意
頻尿・尿漏れなどの症状は、尿路感染症や尿路結石、前立腺がん・膀胱がん、前立腺肥大症などの病気が原因の場合もあります。
問診や尿検査などにより、原因をできるだけ特定するようにして下さい。
■病気の併発に注意
トルクSR(デトルシトール)の服用中は必要に応じて尿検査などを行い、尿路感染症などの併発の有無を確認することが望ましいとされています。
■危険な作業に注意
トルクSR(デトルシトール)は服用中に視調節障害(霧視など)、目まいや眠気を起こすことがあります。
自動車の運転など危険を伴う機械の操作には十分注意して下さい。
■認知症の患者さんの場合
認知症や認知機能障害の患者さんで過活動膀胱の自覚症状を把握することが困難な場合は、トルクSR(デトルシトール)の服用対象にはなりません。
■効果が出なかった場合
トルクSR(デトルシトール)の服用による効果が認められない場合、漫然と使用することは避けて下さい。
副作用
トルクSR(デトルシトール)の副作用症状は、次のようになっています。消化器 | 頻度10%以上 | 口内乾燥 |
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頻度1~10%未満 | 便秘、消化不良、腹痛 | |
頻度1%未満 | 嘔気、鼓腸放屁、下痢、嘔吐、腹部不快感、腹部膨満 |
精神神経系 | 頻度1~10%未満 | 頭痛 |
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頻度1%未満 | 傾眠、目まい、知覚減退 | |
頻度不明 | 幻覚、健忘、失当見識 |
循環器 | 頻度1%未満 | 心悸亢進、頻脈、心電図QT延長 |
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泌尿器 | 頻度1%未満 | 排尿障害、排尿困難、尿失禁、膀胱の違和感 |
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皮膚 | 頻度1%未満 | 皮膚の乾燥、発疹、そう痒症 |
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その他 | 頻度1~10%未満 | 眼球乾燥 |
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頻度1%未満 | 味覚倒錯、疲労、口の渇き、鼻炎、末梢浮腫、視力異常、霧視、潮紅(ほてり、発赤など) |
重い副作用症状
アナフィラキシー | 息切れ、せき、ゼーゼーという呼吸音、蕁麻疹、痒み、顔の腫れ、失神、失禁 |
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尿閉 | オシッコをしたいのに、排尿できない |
注意点
トルクSR(デトルシトール)の併用禁忌薬はありません。トルクSR(デトルシトール)を服用できない方■尿閉(慢性尿閉に伴う溢流性尿失禁を含む)を有する患者さん
■眼圧が調節できない閉塞隅角緑内障の患者さん
■重い心疾患のある患者さん
■麻痺性イレウスのある患者さん
■胃アトニーまたは腸アトニーのある患者さん
■重症筋無力症の患者さん
■トルクSR(デトルシトール)の成分酒石酸トルテロジン、あるいはトビエース成分フェソテロジンフマル酸塩に過敏症(アレルギー)のある患者さん
トルクSR(デトルシトール)との併用に注意が必要な薬■抗コリン作用を有する薬
口内乾燥、便秘、排尿困難、視力異常などの副作用が強まる恐れがあります。
- 抗パーキンソン剤
- 消化性潰瘍治療薬
■CYP3A4阻害薬
併用により効果や副作用が強まる恐れがあります。など