オキシスパス(ポラキス)
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- ジェネリック
- 内服薬
オキシスパスはポラキスのジェネリック。2.5mgと5mgから選択して購入できます。過活動膀胱による膀胱の収縮を抑え、膀胱の容量を大きくすることで頻尿や尿失禁を改善します。また、即効性にも優れます。
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- 有効成分
- オキシブチニン塩酸塩
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- メーカー
- シプラ
オキシスパス(ポラキス) 2.5mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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100錠 | 3,600円 |
1錠あたり 36円 |
108pt獲得 | 売り切れ |
オキシスパス(ポラキス) 5mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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100錠 | 5,400円 |
1錠あたり 54円 |
162pt獲得 | 売り切れ |
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オキシスパス(ポラキス)について詳しく見る
商品詳細
オキシスパス(ポラキス)とは、1988年から発売されている膀胱が縮んでしまうのを抑える過活動膀胱治療薬です。過活動膀胱は尿意切迫感を必須症状とし、頻尿や尿失禁などの症状を伴います。
オキシスパス(ポラキス)を服用することによって膀胱の収縮を抑え、膀胱の容量を大きくすることで症状を改善することができます。また、汗腺の働きを抑え汗を減らしてくれることから多汗症治療薬として使われることもあります。
オキシスパス(ポラキス)の特徴
オキシスパス(ポラキス)の特徴は、3つあります。
- しっかりとした効き目
- 即効性
- 同系統(抗コリン剤)の中では、副作用がやや多め
オキシスパス(ポラキス)の最大の特徴は、効き目の強さです。
少し難しいですが、「ムスカリン受容体」と「カルシウムチャネル」の2つのはたらきをブロックしてくれます。
- ムスカリン受容体 … 膀胱を収縮させ排尿を促すはたらき
- カルシウムチャネル … 膀胱にある筋肉(平滑筋)の収縮あるいは拡張に関係
膀胱の異なる2ヶ所のはたらきを抑えることができるので、1ヶ所にしか作用しない薬よりもしっかりとした効き目を期待することができます。
しかし2ヶ所に作用する分、副作用もでやすくなるので一長一短な薬となっています。
また、オキシスパス(ポラキス)は服用してから薬の濃度がおよそ30~60分で最大となります。そのため即効性を期待することができ、すぐに効き目を発揮してくれます。
ただし、薬の持続時間はおよそ1時間となるので、1日に3回の服用が必要となります。
オキシスパス(ポラキス)の効果・効能
過活動膀胱(頻尿や尿失禁)は、膀胱内にあまり尿がたまっていないにも関わらず、膀胱が収縮してしまいトイレの回数が増えたり、間に合わないなどの症状が現れます。
膀胱の収縮は、副交感神経から分泌される"アセチルコリン"という物質が「ムスカリン受容体」に結びつくことで起こります。
副交感神経 → アセチルコリン → ムスカリン受容体
オキシスパス(ポラキス)は、ムスカリン受容体にアセチルコリンが結びつくのを邪魔する作用があります。
これを抗コリン作用と呼びます。
また、アセチルコリンは汗腺にある「ムスカリン様受容体」に結びつくことで、からだから汗を出します。
なので抗コリン作用によってアセチルコリンのはたらきを抑えることで多汗症の治療にも役立てることができます。
さらにオキシスパス(ポラキス)には、カルシウム拮抗作用があります。
膀胱の筋肉である膀胱平滑筋の収縮や拡張に関係するのがカルシウムイオンと呼ばれる物質になります。
カルシウムイオンが筋肉の細胞内に入ることで、膀胱は収縮します。
カルシウムイオン → 膀胱平滑筋 → 膀胱の収縮
カルシウムイオンが筋肉の細胞内に入るための出入り口となっているのがカルシウムチャネルです。
オキシスパス(ポラキス)は、カルシウムチャネルにカルシウムイオンが入るのを邪魔することで膀胱が収縮するのを抑えることができます。
抗コリン作用とカルシウム拮抗作用、この2つの作用によって膀胱の勝手な収縮を抑え過活動膀胱の症状を改善することができるのがオキシスパス(ポラキス)になります。
服用方法・使用方法
オキシスパス(ポラキス)の服用方法は、次の通りです。オキシスパス(ポラキス)の用法用量
1回2~3mgを1日3回の服用
なお、年齢や症状などによっても用量は適宜増減します。
オキシスパス(ポラキス)の注意点
オキシスパス(ポラキス)の副作用には「視調整障害」や「眠気」などが現れることがあります。服用してからの自動車の運転や危険を伴う機械での作業などは控えるようにして下さい。
副作用
オキシスパス(ポラキス)の副作用は、次の通りになります。精神神経 | 頻度0.1~5%未満 | めまい、眠気、頭痛 |
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頻度0.1%未満 | しびれ、振戦(ふるえ)など | |
頻度不明 | 認知機能障害、抑うつ |
循環器 | 頻度不明 | 頻脈 |
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消化器 | 頻度5%以上 | 口の渇き |
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頻度0.1~5%未満 | 下痢、胃腸障害、胃部不快感、吐き気、食欲不振、胸焼け、便秘、腹部膨満感、口内炎 | |
頻度0.1%未満 | 嘔吐、舌炎など | |
頻度不明 | 嚥下障害 |
過敏症 | 頻度0.1~5%未満 | 発疹など |
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頻度不明 | 血管浮腫、蕁麻疹 |
泌尿器 | 頻度0.1~5% | 頻尿・尿失禁、排尿困難などの排尿障害、残尿など |
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肝臓 | 頻度0.1~5% | 肝臓機能検査の値に異常(AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇) |
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その他 | 頻度0.1~5%未満 | むくみ(浮腫)、倦怠感、口の中が苦い |
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頻度0.1%未満 | 発熱、熱感、目のかすみ、眼瞼結膜充血、汗がでなくなる、咽頭部痛、胸痛、皮膚の感想、嗄声など | |
頻度不明 | 目の乾燥、潮紅 |
重い副作用症状
血小板減少 | 鼻血、歯肉出血、血尿、皮下出血、血が止まりにくい |
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麻痺性レイウス | 食欲不振、吐き気、吐く、激しい腹痛、ひどい便秘、お腹がふくれる |
尿閉 | 尿が出にくいあるいは尿がまったく出ない |
注意点
オキシスパス(ポラキス)の併用禁忌薬は、特にありません。オキシスパス(ポラキス)の併用注意薬
オキシスパス(ポラキス)の併用注意薬は以下の通りです。
副作用が強く現れる可能性があるため、お控えください。
- 抗コリン剤
- 三環系の抗うつ剤
- フェチのチアジン系の薬
- モノアミン酸化酵素阻害剤
抗コリン作用(口の渇き・便秘・排尿困難・目のかすみなど)が強まる恐れがあります。