アリストコートA(レダコート)
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アリストコートAは、第4群に分類されるステロイド外用薬です。レダコートと同じ成分が使われています。効果はさほど強くないため、皮膚が薄い顔などにも使うことができます。
アリストコートA(レダコート) 15g
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
アリストコートA(レダコート)とは、皮膚炎や湿疹などを改善するステロイド外用薬です。アレルギー治療薬としてアトピー性皮膚炎に、また虫刺されや円形脱毛症など様々な皮膚症状の治療薬として利用されます。
またステロイドとしての強さは第4群(Medium)に分類されます。
そのためあまり強力な薬ではなく、皮膚が薄い部位(顔や陰部など)への使用も可能です。
アリストコートA(レダコート)の特徴アリストコートA(レダコート)には、2つの特徴があります。
■中くらいの強さのステロイド薬
■長期間の使用には向かない
ステロイド外用薬は種類によって強さも異なり、塗る場所によって薬を使い分けることが基本です。
特に顔などの皮膚の薄い部位は薬の成分が浸透しやすく、効き目が強い薬を使うことは推奨されません。
しかしアリストコートA(レダコート)の効き目は強くはないので顔や陰部のような皮膚が薄い部位、また
ただしステロイド薬に共通する特徴として、長期的に使用していると皮膚萎縮などの副作用が起こるリスクもあります。
なのでアリストコートA(レダコート)を使う際は必要最低限の使用に留めましょう。
アリストコートA(レダコート)の効果・効能アリストコートA(レダコート)などのステロイド薬は、体内で良くも悪くも様々な効果を発揮する薬です。
それらの中でも、アトピー治療薬としての効果は2つあります。
■抗炎症作用
アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患には湿疹やかぶれなど、様々な症状が現れます。
皮膚に炎症を起こしているのは、「PG(プロスタグランジン)」や「ロイコトリエン」などの化学物質です。
これらの化学物質は脂肪酸である「アラキドン酸」によって作られ、またアラキドン酸は「ホスホリパーゼA2」という酵素によって活発化します。
アラキドン酸はもともと細胞膜を形作る物質の1つですが、ホスホリパーゼA2はそこからアラキドン酸を分離させてしまうのです。
ホスホリパーゼA2がアラキドン酸を増やす → アラキドン酸がPGなどを生み出す → 炎症が起こる
そこでアリストコートA(レダコート)には、ホスホリパーゼA2の働きを間接的に阻害する作用があります。
肌に塗ったアリストコートA(レダコート)が体内に取り込まれると、成分が「グルココルチコイド受容体」という器官と結びつきます。
ステロイドと受容体がくっつくと体内では「リポコルチン」というタンパク質の分泌が促進され、このリポコルチンが直接ホスホリパーゼA2の働きを抑えてくれるのです。
するとアラキドン酸の活動が抑えられ、結果的に炎症の原因となるPGなどの数も少なくなるので皮膚症状を改善できるようになります。
■免疫抑制作用
人のからだには、細菌やウィルスの感染を防ぐための免疫機能があります。
アトピー性皮膚炎などのアレルギーはこの免疫機能が、例えば花粉やホコリなどあまり害のないモノにも敏感に働いてしまうことで現れます。
そのため免疫機能を弱めることが、アレルギーの症状を抑えることに繋がることが分かります。
まず人のからだに異物(アレルゲンや細菌など)が侵入すると、リンパ球の一種である「B細胞」が反応してシグナルを発します。
発せられたシグナルは体内を巡り、「NF-kB」と呼ばれる物質に伝達されます。
するとNF-kBが活発化し、からだを守るために必要な化学物質などを作り出します。
つまり免疫機能を弱めるには、NF-kBの働きを抑えなくてはなりません。
そこでアリストコートA(レダコート)は、からだに取り込まれるとグルココルチコイド受容体とくっつきます。
このアリストコートA(レダコート)と受容体の結合体はNF-kBに直接働きかけ、その活動を阻害してしまうのです。
免疫機能の要でもあるNF-kBの働きを弱めることで、免疫抑制作用が発揮されます。
服用方法・使用方法
アリストコートA(レダコート)の使用方法は、次のようになります。1日2~3回、適量を患部に塗布
尚、症状により適宜増減します。
アリストコートA(レダコート)の注意点■皮膚感染症への使用時の注意
皮膚感染による湿疹・皮膚炎にはアリストコートA(レダコート)を使用しないことが原則です。
ただしやむを得ず使用する場合はあらかじめ適切な治療薬で治療をしておくか、またはこれらを併用するようにして下さい。
■全身性の副作用に注意
アリストコートA(レダコート)を大量に、または長期にわたり広範囲に使用したり密封法を行うことでステロイドによる全身性の副作用が現れることがあります。
■症状が改善されない場合
アリストコートA(レダコート)の使用により症状が改善されなかったり、また症状が悪化した場合は使用を中止して下さい。
■最低限の使用に留めること
アリストコートA(レダコート)により症状が改善された後は、できるだけ速やかに使用を中止して下さい。
副作用
アリストコートA(レダコート)の副作用は、次の通りになります。皮膚の感染症 | 頻度不明 | 真菌性(カンジダ症、水虫やたむしなど)および細菌性(伝染性膿痂疹、毛のう炎など)感染症 |
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その他の皮膚症状 | 頻度不明 | ステロイドざ瘡(ニキビ)、ステロイド酒さ・口囲皮膚炎(口の周りや顔全体に紅斑、丘疹、毛細血管拡張、痂皮、鱗屑)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張)、魚鱗癬様皮膚変化、紫斑、多毛、色素脱失 |
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過敏症 | 頻度不明 | 刺激感、発疹 |
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下垂体・副腎皮質系機能 | 頻度不明 | 下垂体・副腎皮質系機能の抑制 |
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※太文字の症状が現れた場合は適切な治療薬を併用し、症状がなかなか改善されない場合はアリストコートA(レダコート)の使用を中止して下さい。
※その他の皮膚症状が現れた場合はアリストコートA(レダコート)の使用を徐々に中止し、ステロイド薬以外の薬に切り替えて下さい。
※赤文字の症状が現れた場合、アリストコートA(レダコート)の使用を中止して下さい。
重い副作用症状
緑内障、後のう白内障 | 視野が欠ける・狭くなる、視力の低下、目の痛みやかすみ、頭痛、吐き気 |
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注意点
アリストコートA(レダコート)との併用禁忌薬は、ありません。アリストコートA(レダコート)を使用できない方■皮膚結核、単純ヘルペス、水痘、帯状疱疹、種痘疹の患者さん
■アリストコートA(レダコート)の成分トリアムシノロンアセトニドに重篤な過敏症(アレルギー)の既往歴のある方
■鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎の患者さん
■腫瘍(ベーチェット病を除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷のある患者さん