カンジタ症治療薬
カンジタ症の治療薬は、塗り薬、スプレー、飲み薬があります。カンジタ症は疲れているときなどに発症しやすいため、特に再発する方は、お薬を常備しておきましょう。
カンジタ症治療薬の一覧
カンジタ症の治療薬とは
カンジダ症とは、免疫力低下時に特に発症しやすい皮膚真菌症の一種で、女性がなりやすい病気です。
性器に症状が現れる病気ですが性病ではありません。
ですが、カンジダ症に感染している人と性行為を行うことで感染する可能性もあります。
女性の場合は、膣周辺のかゆみやヨーグルト状のおりものが現れ、男性の場合、症状が現れる確率は低いですが亀頭にかゆみやただれが起きることがあります。
カンジダ症は自然治癒することもできる病気ですが、悪化する場合もあるので治療薬を用いて早めの対策を打つのが健全です。
この記事では、カンジダ症治療に用いることのできる様々な剤形の皮膚真菌症治療薬をご紹介していきます。
塗るカンジタ症の治療薬(外用薬)
この項目では、塗るタイプのカンジダ症の治療薬をご紹介します。
ケトクリーム
ケトクリームとは、有効成分”ケトコナゾール”を配合した皮膚真菌症の治療薬で、国内でも使用機会の多いニゾラールクリームのジェネリック医薬品です。
ケトコナゾールは外陰部カンジダ症、皮膚カンジダ症、間擦疹、指間びらん症、爪囲炎、乳児寄生菌性紅斑の治療に有効な成分で、ケトクリームを1日に1回患部に塗布することで症状を改善することができます。
また、ケトクリームはカンジダ症と同じ原因で発症する水虫やたむし、癜風にも有効なクリーム剤です。
クロトリマゾールジェル
クロトリマゾールジェルとは、有効成分”クロトリマゾール”を配合した皮膚真菌症の治療薬で、イミダゾール系抗真菌薬としては最も古い外用薬であるエンぺシドクリームのジェネリック医薬品です。
主に白癬菌が原因の疾患の治療に用いられるジェル剤で、WHO必須医薬品モデル・リストにも収録されている成分を含んだ治療薬となります。
先発薬はクリーム剤ですが、こちらはジェル剤となるためベタつきにくく使いやすいタイプです。
クロトリマゾールクリーム
クロトリマゾールクリームは先ほどご紹介したクロトリマゾールジェルのクリームタイプとなります。
臨床試験では、カンジダ症に対して89%の有効率があることがわかっています。
また、塗り薬のため飲み薬と比べて副作用が少なく、安全にカンジダ症を治療したい方にオススメの商品です。
テルビシルクリーム(ラミシールジェネリック)
テルビシルクリームとは有効成分”テルビナフィン”を配合した、人気の皮膚真菌症治療薬であるラミシールのジェネリック医薬品です。
カンジダ症は真菌に感染することで発症する感染症の一種ですが、テルビナフィンにはこの真菌を形成する細胞膜の生成を阻害するはたらきがあるため、真菌を死滅させることができます。
また、患部への刺激が少ないクリーム剤のため使用感に優れ、使用方法も1日に1回患部に塗布するだけでよく、手軽に使用することが可能です。
スプレータイプのカンジタ症の治療薬
この項目では、スプレータイプのカンジダ症の治療薬をご紹介します。
テルビシルスプレー(ラミシールジェネリック)
テルビシルスプレーは、先ほどご紹介したテルビシルクリームのスプレー剤です。
有効成分であるテルビナフィンがカンジダ症の原因菌である白癬菌を死滅してくれます。
また、スプレータイプのため広範囲に手間をかけずに使用することが可能です。
飲むカンジタ症の治療薬(内服薬)
この項目では、飲むタイプのカンジダ症の治療薬をご紹介します。
NIZOL(ニゾラール)
NIZOLとは、インタスファーマ社が開発したニゾラールクリームのジェネリック医薬品です。
カンジダ症に対して有効性のあるケトコナゾールという成分を配合した飲み薬で、症状が強い場合や広範囲に病変があるときに飲み薬を用います。
また、カンジダ症治療の外用薬は市販で購入できるものもありますが、NIZOLのような飲み薬は病院で処方してもらって手に入れるしかないため、カンジダ症で病院の診察を受けるのは恥ずかしいという方は当サイト(お薬110番)のような個人輸入の通販サイトで購入するのがオススメです。
ラミシール
ラミシールとは、先ほどご紹介したテルビシルクリームの先発薬になります。
有効成分はテルビナフィンで、体内に感染する深在性真菌症の治療に効果があり、カンジダ症などの症状を改善することができます。
飲み薬のため塗り薬と比較して効果は強いですが、副作用も強くなるため注意が必要です。
また、カンジダ症治療を行う際は、まず外用薬を試してそれでも効果が得られなかった場合に飲み薬を服用することが推奨されています。
ニナゾール(ニゾラールジェネリック)
ニナゾールとは、有効成分”ケトコナゾール”を配合したニゾラールクリームのジェネリック医薬品となります。
先発薬とは異なりクリーム剤ではなく錠剤型となるため、体内の奥底に潜む真菌を死滅させることができ、症状の重いカンジダ症などの皮膚真菌症に有効的です。
ひとつ注意点としてニナゾールをカンジダ症の治療に用いるときは、まず外用薬を試してからにしてください。
飲み薬は効果が強い分、外用薬に比べ副作用が多くなるためです。
また、ニナゾールでカンジダ症の治療を行う際は、水虫やたむしなどの服用用量である200mgではなく、食後に1回400mgを1日に1回服用するようにしてください。