プロトピック軟膏
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プロトピック軟膏はアトピー性皮膚炎の症状を抑える治療薬。顔や首など皮膚の薄い部分に効き目がよく、ステロイド剤の使用が困難な方にプロトピック軟膏が用いられます。またアトピー性皮膚炎には長期使用可能です。
プロトピック軟膏 30g
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
プロトピック軟膏とは、皮膚の赤みや腫れなどを抑えるアトピー性皮膚炎の薬になります。アトピー性皮膚炎治療薬としての効果も高く、ステロイド薬の3群(リンデロンVGなど)に匹敵する強力な効き目を発揮します。
ただし対症療法薬となり、原因そのものを治すことはできません。
しかし皮膚の状態を良い方向に導き、かきむしってしまうなど症状の悪化を防ぐ意味でも有効です。
プロトピック軟膏の特徴プロトピック軟膏の特徴は、3つあります。
■顔や首など皮膚の薄い部分に効き目が良い
■ステロイド薬では問題となる皮膚萎縮が起こらない
■使用中止後のリバウンド症状も少ない
アトピー性皮膚炎の治療は、ステロイド薬が効果的です。
副作用も強いステロイド薬ですが、軟膏やクリームタイプであれば副作用のリスクを軽減させられます。
ただ、それでもステロイドの副作用が現れてしまい使用が困難な方や、症状の改善が見られない方などもいます。
そんな時にプロトピック軟膏が用いられます。
ステロイド薬のように皮膚萎縮などが起こらず、顔や首のアトピー性皮膚炎には長期使用(7日間)が可能となります。
また"ステロイドリバウンド"と呼ばれる効き目がなくなったり、使用を中止すると皮膚症状が悪化したなどのリスクを軽減させることもできます。
プロトピック軟膏の効果・効能アトピー性皮膚炎の"かゆみ"は、普段なら問題にならない刺激に対してからだの免疫が過剰に反応することで起こります。
かゆみを抑えるには、この免疫の過剰な反応を抑えればよいことがわかります。
からだの中に細菌などの異物が入り込むと、これを直接攻撃する"T細胞"と呼ばれる免疫細胞がからだの中には存在しています。
T細胞が異物を攻撃すると、強い炎症反応(かゆみなど)が起こります。
これはT細胞が炎症を誘発する物質である"IL-2(インターロイキン2)"を放出してしまうためです。
からだに異物が侵入 → T細胞が攻撃 → IL-2を放出 → かゆみなどの炎症を起こす
プロトピック軟膏には、T細胞のはたらき抑える作用があります。
T細胞のはたらきを抑えることでIL-2の放出をおさえ、皮膚症状が改善されていきます。
服用方法・使用方法
プロトピック軟膏の使用方法は、次のようになります。1日1~2回、適量を幹部に塗る
なお、1日あたりに塗る量は5gまでとなります。
プロトピック軟膏の注意点■重い皮疹や使用部位の面積が広範囲にわたる場合
重い皮疹や症状が広範囲にわたる場合、血中濃度が高くなる可能性があります。
プロトピック軟膏の使用をはじめてから2~4週間後に1回、その後は必要に応じて腎臓の機能を検査を行ってください。
もし異常が認められた場合、直ちに使用を中止して医師の指示に従うようにしてください。
■日光はできる限り避ける
プロトピック軟膏を使用中は、日光を浴びるのは最小限にとどめるようにしてください。
また、日焼けランプや紫外線ランプの使用は避けてください。
■皮膚感染症を伴うアトピー性皮膚炎の患者さん
皮膚感染症を伴うアトピー性皮膚炎の患者さんは使用しないことが原則ですが、やむを得ず使用する場合、感染部位を避けるか、あらかじめ適切な抗菌剤で治療を行う、もしくは併用するようにしてください。
■皮膚刺激感について
プロトピック軟膏を使用してから一過性の皮膚刺激感(灼熱感、ほてり、疼痛、そう痒感など)が高頻度でみられます。
副作用
プロトピック軟膏の副作用は、次のようになります。使用部位への皮膚刺激感 | 頻度5%以上 | 熱感(灼熱感、ほてりなど)、疼痛(しみる、ヒリヒリするなど) |
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頻度0.1~5%未満 | そう痒感 |
皮膚感染症 | 頻度0.1~5%未満 | 細菌性感染症(毛嚢炎、伝染性膿痂疹など)、ウィルス性感染症(単純疱疹(ヘルペス)、カポジ水疱様発疹症など)、皮膚真菌症(白癬菌など) |
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その他の皮膚症状 | 頻度0.1~5%未満 | ざ瘡、ざ瘡様皮疹、丘疹、皮膚乾燥、接触性皮膚炎、紅斑 |
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頻度不明 | 酒さ様皮膚炎、使用部位へのむくみ(浮腫) |
皮膚以外の症状 | 頻度0.1%未満 | 皮膚以外の感染症(上気道炎、リンパ節炎など)、頭痛、頭重感 |
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注意点
プロトピック軟膏の併用禁忌薬は、次のようになります。併用禁止■プロトピック軟膏を使用している時にPUVA両方など紫外線治療を行わないこと
プロトピック軟膏を使用できない方■潰瘍や、明らかに局面を形成している糜爛(びらん)に使用する
■高度の腎障害や高カリウム血症の患者さん
■魚鱗癬様紅皮症の患者さん
■妊娠または妊娠している可能性がある患者さん
■小児
■プロトピック軟膏の成分タクロリムス水和物に対し過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
■紫外線療法(PUVA療法など)を行っている患者さん
原則禁忌次にあげる患者さんは使用しないことを原則とし、特に必要な場合には慎重に使用するようにしてください。
■皮膚感染症の患者さん