ED(勃起不全)とは
ED(勃起不全)とは・・・ペニスの勃起力が低下し「満足な性行為が行えない状態」になる男性の性機能障害の一つです。
EDの原因は人それぞれで、器質性ED(器質性勃起不全)、心因性ED(心因性勃起不全)、薬剤性ED(薬剤性勃起不全)があります。
EDは年齢に関係なく男性なら誰でも発症する可能性があります。
改善にはED治療薬の服用が効果的です。
EDとは、男性機能低下を意味します。
- E・・・Erectile(勃起)
- D・・・Dysfunction(機能不全)
直訳すれば、勃起機能不全になりますが、日本では「勃起不全」「勃起障害」「インポテンツ(インポ)」などと呼ばれています。
インポという言葉は侮蔑的(バカにしたりする)な意味が強いので、正確な表現としては勃起不全やEDと呼ばれることが多いです。
これらの言葉からEDを「まったく勃起ができない状態」とイメージしがちですが、実はそうではありません。
- 勃起に対して時間がかかる
- SEXの途中で萎えてしまう
- 満足のいくSEXができない
これらの症状などもEDの疑いがあります。
EDは中高年代ばかりでなく、20~30代の若い世代にも症状を訴える人が増えてきています。
つまり、年齢に関係なくEDは発症するのです。
近年、日本をはじめとした先進国では健康寿命が長い傾向にあります。
年齢が上がってもSEXしたいという人も増えてきているので、EDへの関心が高まってきています。
そのためEDを発症した人も病院での処方や、海外医薬品のED治療薬を通販し、個人的に治療できる体制は整ってきています。
ED重症度セルフチェック(診断)
勃起がうまくいかなかったり、途中で元気がなくなってしまったら「EDかも・・・」と思ってしまうことはありますよね。
男性は、とても繊細です。
少しでも勃起がうまくいかなかったことが、思い込みによってED発症につながってしまうケースもあります。
EDかもと思ったら、まずは簡単にできるセルフチェックで診断してみてください。
ED重症度セルフチェック
グレード(硬さ)数値 |
症 状 |
フルーツ |
0 |
勃起しない |
該当なし |
1 |
勃起するものの、硬さがない |
コンニャク |
2 |
硬くはなるが、挿入には十分な硬さではない |
みかん |
3 |
挿入には十分な硬さだが、完全に硬くはない |
グレープフルーツ |
4 |
硬さは十分で、完全な勃起状態 |
リンゴ |
グレードが1~2に該当する人は・・・EDの疑いがあります。
グレード3でも、SEXができないのであれば、EDの疑いがあります。
しかし、グレードが1~3に該当した場合でも、落ち込む必要はありません。
ED治療薬を使えばリンゴ(グレード4)にまで回復させられる可能性があるので、治療をはじめていきましょう。
「もしかしたら・・・」と思うのであれば、治療することをオススメします。
また、古い戯れ歌(おもしろい和歌)にこんなものがあります。
「昨日はコンニャク。今日は生麩(なまふ)。たまにはチクワを食べてみたい。」
この歌は、江戸時代の女性がパートナーの股間事情を歌ったものです。
女性からかげでコンニャクや生麩と言われないように、早めに改善するようにしましょう。
EDの重症度
EDの重症度は、SEXの成功率の目安にもなるので知っておく必要があります。
- 軽度ED・・・たまにSEXできない
- 中等ED・・・時々、SEXできない
- 重度ED・・・常に、SEXできない
たとえばですが・・・マスターベーションはできるけど、SEXがたまにできない。
こんな場合は、軽度のEDとなります。
重度の場合でもED治療薬は有効となっているので、中等ED以上に当てはまるのであれば治療を検討してみてください。
EDの治療・改善方法
EDを治療し、改善していくためには症状に応じて適切な方法をとる必要があります。
この項目では、ED治療薬とEDサプリメントを用いた治療・改善方法についてご紹介していきます。
ED治療薬
ED治療薬には多くの種類がありますが、代表的な薬としてバイアグラ、レビトラ、シアリス、ステンドラが挙げられます。
バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類の薬剤は国内で処方されていますが健康保険の適用外のため治療費がお高くなってしまいますが、個人輸入代行の通販サイトをご利用していただければお安くご購入していただくことが可能です。
また、ステンドラは海外医薬品のため国内処方はされていませんが、お薬110番(以下当サイト)でも取り扱っております。
これらの薬剤は異なる成分を配合していますが、基本的な作用の仕組みは同じで、血管を拡張させ、勃起を抑制する酵素であるPDE-5を阻害する作用があります。
ですが、それぞれ効果発現時間や持続性、副作用の発生頻度に差があり、様々なシュチュエーションに応じて使い分けるのがベストです。
EDサプリメント
「医薬品にはあまり頼りたくない」「バイアグラで副作用が出たので別の方法を探りたい」
そのような場合におすすめなのは、EDサプリメントを使用するという方法です。主に自然由来の成分を含む、いわゆる「精力剤」を使ったED改善方法です。
注目すべきなのは、「マカ」「トンカットアリ」「シトルリン」「アルギニン」といった成分です。
マカやトンカットアリはもともと、それぞれ南米、東南アジアに自生する植物。それぞれの土地で、はるか昔から精力増大効果があると崇められてきた歴史があります。たとえば南米ペルーでは、かつてインカ帝国の男たちがマカを盛んに摂取し、繁栄の礎としてきたそうです。
また、シトルリンやアルギニンといった「アミノ酸」に属する成分は、「EDサプリなら必ず含まれている」といっても過言ではありません。これらの成分には血管拡張作用があります。勃起の際にペニスの血管をスムーズに拡張させ、ペニスを勃起に導く効果が期待できます。
なお、シトルリンやアルギニンといったアミノ酸を主成分とする“下半身関係”のサプリメントの中には、ペニス増大効果を期待できるという製品もあります。アミノ酸による血管拡張効果により、ペニスに栄養がたっぷり行きわたり、増大効果が見込めるとされています。
男性ホルモン剤
男性ホルモン剤は、文字通り男性ホルモンを主成分とする医薬品です。具体的には、テストステロンというホルモンを含有しています。
テストステロンは、男性が男性らしい心身の状態を整えるために体内で分泌されるホルモン。たっぷり充分に分泌されているとき、下半身も元気に活動します。
しかし、テストステロンの分泌量は年を経るごとに減少してしまいます。たとえば、女性も女性ホルモンの著しい現象によって更年期を迎え、イライラが止まらなくなる更年期障害を発症することがあるように、男性も「男性更年期障害」を発症する場合があります。EDは、その症状のひとつとして現れます。
このようなタイプのEDに対して効果を発揮するのが、男性ホルモン剤です。テストステロンを補充し、勃起力を高め、性生活を健康的なものにする効果があります。
アンドリオール
「アンドリオール」は、ウンデカン酸テストステロン(Testosterone undecanoate)を有効成分とする医薬品で、経口服用できる男性ホルモン剤です。製造・販売を手がけるのは世界的な医薬品メーカーのMSD(メルク)社です。
カプセルタイプの医薬品であり、1カプセルにつき有効成分が40mg含有されています。男性更年期障害に伴うEDの症状を緩和させることができます。
日本では、ホルモン治療は筋肉注射が主流であり、アンドリオールの処方は行われていません。ただし、通販(個人輸入)で入手することは可能です。
ストレス解消
EDの原因はさまざま。特に多いのは、「心因性」のEDです。
たとえば日々働いているお父さん。上司は話が通じず、部下は仕事ができない。同僚は周りを出し抜くことばかり考えていて、朝の満員電車は筆舌に尽くしがたいつらさ。やってもやっても仕事が減らず、給料は上がらず、世界情勢は絶望的で老後の不安が心をさいなむ……そんな今、心がストレスに押しつぶされているせいで性行為に気持ちがいかず、最終的にはいざ奥さんと良い雰囲気になってベッドをともにしても下半身が反応しないEDになってしまう……というケースがあります。つまり、ストレスによってEDになってしまいます。
EDの悩みを解決する方法として「ストレス解消」は有効といえます。趣味を見つけて打ち込んでみたり、適度な運動で汗を流してみたり……さまざまな方法でストレスから適度に距離をとり、EDを改善させていきましょう。
抗不安薬
心因性EDの“引き金”のひとつとして、「過度な緊張」が挙げられます。文字通り、緊張することで勃起機能が正常に働かないというケースを指します。
女性経験が乏しい若い男性のうち、普段から何かにつけて緊張しやすいという方は、これが原因でEDになってしまうケースが多いようです。
そのような場合に、抗不安薬(精神安定剤)が効果的です。ただし、抗不安薬の副作用でEDが引き起こされるというケースも見られるようなので、その点は注意すべきといえるでしょう。
抗不安サプリ
「抗不安薬は副作用が不安」という方におすすめなのは、抗不安作用があるサプリメントです。サプリメントの多くは、自然由来の成分をメインとしています。そのため、穏やかに効果を発揮するという特徴があります。効果の強さは医薬品におとるものの、穏やかに効果を発揮する分、副作用のリスクを抑えることができます。
たとえば、セイヨウカノコソウ(バレリアン)というヨーロッパ産のハーブから抽出した成分を含有するサプリメントがあります。セイヨウカノコソウは古くからヨーロッパの国々で「緊張をほぐす薬草」として知られてきたもので、効果の高さは折り紙付き。医薬品では副作用が出やすいという方も、健康的にED対策を行うことができるでしょう。
規則正しい生活習慣
起床時間や就寝時間は規則正しく、栄養バランスがしっかりした食事を腹八分目に抑え、適度な運動を行う……そんな“健康的な生活”がED改善につながります。
たとえば、不健康な生活の結果、血糖値が高くなったり肥満になったり血圧が高くなったりすると、それが原因でEDを発症する場合があります。
実際、「体重÷身長÷身長」で求められるBMI値が高い人はEDのリスクが高まる、血糖値が高いと脳の指令が下半身にうまく伝わらないことがある、といった研究データがあります。
覚えがあるという方は、医薬品やサプリメントなども使いつつ健康的な生活を心がけましょう。
食生活の改善
EDの悩みを解決するために、食生活で気をつけるべきなのは、暴飲暴食を避けつつタンパク質やビタミンをしっかり摂ることです。
タンパク質は肉類にたくさん含まれていますが、肉は肉でも特に魚介類を中心にメニューを組み立てるのがおすすめです。魚介類にはタンパク質がたっぷり含まれているうえに、滋養強壮作用があるタウリンなども含まれています。
また、陸上の動物からタンパク質を摂取したい場合は、レバーを意識的に摂るのが良いでしょう。レバーには大量の亜鉛が含まれていますが、これは滋養強壮効果を持ち、精子の材料にもなります。
ビタミンは生野菜を使ったサラダなどをしっかり摂ることで自然に摂取することができます。
質のよい睡眠
EDのリスクは、睡眠不足によって飛躍的に高まる。そんな研究データがあります。
アメリカで行われたその研究では、毎日7時間眠っていた人の睡眠時間を5日間だけ5時間にした結果、EDを発症するリスクが最大15%増加した、というのです。
ある程度、時間をとってしっかり眠ることは、EDの悩みを解決するために必要不可欠なことといえます。
また、睡眠不足からEDに至る理由は「テストステロンの減少」にあります。テストステロンは睡眠中に分泌されるもので、22:00~翌2:00にかけて最も多く分泌されるとされています。
つまり、この時間に眠っていなければテストステロンの分泌量が減ってしまうというわけです。
日付が変わる前には就寝し、6~7時間以上しっかり眠る。それがED解消への道であるといえるでしょう。
どうしても眠れない方は、睡眠薬を利用するのもオススメです。寝つきが悪い方でも、1錠服用するだけで20分程度で簡単に寝つくことができます。
太りすぎない
太り過ぎ、特に体の内部が太り過ぎている場合、EDを発症するリスクが高まるといわれています。いわゆる内臓脂肪型の肥満のことであり、俗にいう「メタボ」のことです。
メタボによってEDが引き起こされる直接的な原因は、テストステロンの分泌量が減少してしまうことにあります。メタボはさまざまな「ホルモン異常」を引き起こすとされており、「低テストステロン」もそのひとつです。
メタボを解消するには、とにかく暴飲暴食を避けて腹八分目で抑えることが大切といえます。
また、緑黄色野菜を意識して摂ること、塩分や脂分を控えめにして、揚げ物はできるだけ避けることなどが大切です。揚げ物に頼らない食事としては、私たちにとって身近な「和食」が挙げられます。
洋食中心で外食が多かった、という方は特に注意が必要です。メニューに気をつけて自宅で和食を摂ることを心がけましょう。
生活スタイルを変更するのが難しく、なかなかダイエットができないという方は、ゼニカルなどのダイエット薬なども上手に利用しましょう。
禁煙する
過度な喫煙がEDに拍車をかける、といわれています。煙草には体内の血管を収縮させる(せばめる)働きがあり、血流を妨げるリスクがあります。
そもそも勃起は、ペニスとその周辺の血管が拡張し、血液がペニスに流れ込むことで起こります。しかし、ここで普段から煙草を吸っていると、血管が収縮するので上記のようなメカニズムで起こる勃起が上手くいかなくなってしまいます。
そのほか、動脈硬化のリスクを高める=血流を悪化させるということもEDの原因として考えられます。
「でも禁煙はなかなか難しい」という方には、チャンピックスという医薬品をおすすめします。
そもそも禁煙が難しいのは、煙草に含まれるニコチンが脳内のニコチン受容体に結びついて快楽物質のドーパミンを放出させるからです。喫煙者は、ニコチンを摂取しなければドーパミンを放出させることが難しい状態にあります。だからこそ煙草をやめることができないのです。
チャンピックスは、有効成分のバレニクリン酒石酸塩">バレニクリンがニコチンの代わりにニコチン受容体に結びつき、少量のドーパミンを放出します。つまり、“煙草いらず”になり、自然にやめることが可能になります。
「禁煙してもすぐイライラして吸っちゃって失敗してきた」そんな方にもおすすめできる医薬品です。
お酒は適量に
お酒をたっぷり飲み、良い気分になっていざ性行為しようとベッドに入ったものの、なかなか勃起できなくて想いを遂げることができなかった……そんなタイプのEDは、適度な飲酒を心がけることで解決できます。
アルコールは、適量であれば心と体をほぐし、緊張をやわらげ、気持ちを高揚させ、性行為に前向きな状態にしてくれますが、過度に摂取すると神経系のひとつ「勃起中枢」の一時的な麻痺を引き起こします。
その結果、脳の「勃起せよ!」という指令がうまく通じなくなり、EDになってしまうのです。性行為の機会がある夜は、ほろ酔い加減でとどめておくのが良いと言えます。
お酒を飲む場合は、あらかじめ二日酔いサプリメントなどを飲んでおけば、飲み過ぎてたたない、ということも軽減できるため、飲み過ぎてしまう方、お酒にあまり強くない方は活用してみましょう。
ED1000
「ED1000」は、特殊な衝撃波をペニスに当てることでEDを治療するという方法です。専用の装置をペニスに当て、スイッチを押すと特殊な衝撃波がペニスを刺激。すると、ペニス内の毛細血管が増殖します。
そもそも勃起とはペニスの血管が拡張して血液を取り込み、海綿体を増大させることで起こる現象ですが、「ED1000」を使用することで血管を増やし、結果的に血液量を増やし、より確実に勃起を治療することができます。
とはいえ、コストがかかるというデメリットがある点には要注意です。たとえば、あるクリニックでは12回1クールで料金は30万円以上となっています。
通販(個人輸入)で、バイアグラのジェネリック医薬品を2,000円未満(1箱4錠入り)で購入できることを考えると、金銭的には大変といえます。
陰茎海綿体注射(ICI治療)
陰茎海綿体注射(ICI治療)は、文字通り薬剤を注射するという治療方法。具体的には、プロスタグランジンE1という成分を含む薬液を専用の注射器にとり、ペニスに注入するというものです。性行為の直前に行うことで、高い確率でスムーズに勃起させることができます。
たとえば、「ED治療薬では思うような効果が出なかった」「副作用が強くて耐えられなかった」などの場合、ICI治療が効果的といえるでしょう。
ただし、自分で注射をしなければならないこと(専用注射器は極小・極細の針なので痛みはありませんが)、また不随意に勃起してしまうことなどがデメリットとして考えられます。
どちらかといえば、“最後の手段”というべき方法だといえるでしょう。
手術
「ED治療薬も何もかも思うような効果が得られなかった。でも諦めきれない」そのような方が、最後の最後に検討してみるべき方法。それが「手術」であるといえます。
特に、「陰茎プロステーシス手術」は、本当の意味で“最後の手段”というべき方法です。万が一、手術後に「やっぱりやめた!」と思っても、取り返しはつきません。
陰茎プロステーシス手術は、その名も「プロステーシス」と呼ばれるシリコン製の器具をペニス内の海綿体に埋め込むという手術です。プロステーシスはいわば人工的な“芯”であり、これを入れたペニスはまっすぐな状態をキープします。いわゆる“萎える”ということがなく、性行為の場面ではしっかりその役割を果たします。
ただし、そのかわり“自力での勃起”は生涯行うことができません。その点は、要注意であるといえるでしょう。
陰圧式勃起補助具
「陰圧式勃起補助具」と呼ばれるアイテムを用い、EDの悩みを解決することもできます。
シリンダーでペニスをすっぽりと覆い、ポンプを操作して陰圧状態(内部の圧力が外部よりも高い状態)にします。すると、ペニスの血管が拡張して血液が自然に流入。勃起状態になります。最後の仕上げに、ペニスの根もとを専用のバンドで縛り、血液が逆流しないようにして完成です。
確実性の高い方法といえますが、勃起させるために機械の手を借りなければならないということで、性行為の場にロマンチックなムードを作りにくいのが難点といえるでしょう。
ED治療薬や注射器を使うICI治療なら、パートナーの目につかないところで行うこともできますが、こちらはなかなかそういうわけにはいきません。このようなデメリットを押さえたうえで、検討すべきといえるでしょう。
EDの症状
ED(勃起不全)は、次のように定義されています。
「満足に性交が行えない状態」
つまり勃起が難しいだけでなく、「中折れ」や「勃起状態が続かない」などもEDの症状だと言えます。
また、この状態が3ヶ月以上継続することとされています。
ただ、「満足できない」というのが難しいところです。
たとえば・・・あなたの意思に反して、勃起までに時間がかかることや、射精前に萎えてしまうと、SEXに満足はできませんよね。
定義を言い換えれば、「意思とは裏腹に、勃起機能が追いつかないことで満足にSEXができない」となるはずです。
言い方を変えて考えれば、「EDかも・・・」と疑う人も増えるのではないでしょうか。
ED(勃起不全)であることを、恥ずかしがる必要はまったくありません。
というのも、あなたが知らないだけで、この日本にも多くのED患者さんがいると言われているのです。
- 40代・・・4人に1人
- 50代・・・3人に1人
- 60代・・・2人に1人
EDが中高年の病気のイメージが強いのは、中高年代だけでもこれだけ多くの人がEDを発症しているからです。
しかし最近では、こころの問題からEDの症状を訴える若者も増加している傾向にあります。
年齢に関係なく発症し、ED人口は1200万人を超えるとも言われているので、「自分だけ・・・」と落ち込む必要はまったくありません。
誰でも治療することはでき、ED治療薬などを使えば、再び男として返り咲くことは十分に可能です。
なので、いくつになってもSEXを諦める必要はありません。
EDの原因
EDは年齢があがるにつれて、発症する人は確かに増えていきます。
しかし、「年齢」だけが原因とはなりません。
EDの原因は、男性の生活の身近なところに潜んでいます。
ストレス、不規則な生活習慣、運動不足、飲酒・喫煙などなど、毎日の生活の中のパターンがEDの原因になります。
原因は3つに分けることができ、次のようになります。
この3つのどれか、あるいは複数が混ざることで、性的な刺激、あるいは興奮がうまく伝わらなかったり、ペニスへの血流が不十分になってしまうことでEDの症状が現れるようになります。
原因が生活に近いところに潜んでいるだけに、生活習慣などにも注意が必要です。
器質性ED(器質性勃起不全)
器質性EDとは、体に何らかの疾患があることで物理的に勃起ができない状態になってしまっているEDのことをいいます。
加齢によるものが代表的な器質性EDの原因になりますが、糖尿病・高血圧・高脂血症・動脈硬化などの生活習慣病が原因でもEDになってしまいます。
性欲が強い人は健康的だといいますが、それは正しくそうで、病気とEDは密接に関わっており、飲酒や喫煙などでも男性ホルモンが減少してしまうため注意する必要があります。
また、前立腺肥大症の手術などで陰茎の血管が損傷することが原因で起こるEDも器質性EDです。
以下の項目でさらに詳しく器質性EDについて解説していきます。
①血管障害によって起こるED
勃起に必ず必要になるのが「血液」です。
血液の通り道である血管に障害があると・・・EDになる可能性が高くなります。
血管に問題が起こるものとして多いとされるのが、「加齢による動脈硬化」です。
年齢が進むと、顔などにシワやたるみなどが現れますよね。
これと同じで、血管も年齢が上がるに連れて弾力などが失われていきます。
弾力がない血管は十分に拡がることができず、ペニスに送られる血液量が不足します。
血管が老化することで血流が不足し、EDを発症するようになります。
また、手術や事故の影響で勃起に関わる血管が断裂してしまったり、損傷した場合にも血流不足によってEDを発症することもあります。
どんな手術がEDに関係しているかというと、次のようなものになっています。
また事故などでは、次のようなものがあります。
事故は突然起こるものですが、手術に関してはその予定があるのであれば、勃起への影響に関して主治医と相談するようにしてください。
②神経障害によるED
勃起は、2つの神経によって管理されています。
- 中枢神経(性的刺激を受け取る)
- 末梢神経(性的興奮を伝える)
この2つの神経に障害があると・・・EDの症状が現れるケースが増えてきます。
- 糖尿病性神経症
- てんかん
- 脳卒中
- パーキンソン病
- 多発性硬化症
こういった病気が、神経に障害を与えます。
また血管障害と同じように、手術によっては勃起に影響がでます。
- 前立腺ガン
- 前立腺肥大症
- 直腸ガン
- 陰茎部の手術
- 慢性腎臓病
- 腎移植
こうした手術によって神経が断裂するとEDになる可能性があります。
また中枢神経が走る脊髄、骨盤の損傷なども、EDになることが多くあります。
③内分泌機能の低下
男性の性欲や勃起力に関わるのが、テストステロンです。
テストステロンは男性ホルモンの1つになり、約95%が睾丸(精巣)で作られています。
性欲や勃起力だけでなく、次のような効果を男性にもたらします。
- 意欲や闘争心
- 増血作用(血を増やす)
- 骨格や筋肉
- 体毛
このように「男らしさ」に関わるホルモンになっています。
しかしこのテストステロンは、30歳を過ぎる頃から分泌量が次第に低下していきます。
40代以降では、あきらかに血中のテストステロン量が低下していく男性が増えます。
女性では有名な更年期障害ですが、男性もテストステロンが低下すると「LOH症候群(男性更年期障害)」になります。
つまり、性欲自体が減退してしまい、SEXの回数は減ります。
その影響で、さらにEDの進行を悪化させるという悪循環に陥ることも珍しくありません。
テストステロンが不足する原因としては、加齢、ストレス、喫煙・飲酒などになります。
また精巣の病気である「原発性性腺機能低下症」や、脳の視床下部から下垂体に障害が起こることでテストステロン分泌不全になる「続発性性腺機能低下症」といった病気もテストステロン分泌を低下させる原因になります。
テストステロンを補充する治療はありますが、副作用が多くあまりオススメできないとされています。
動脈硬化が急激に進行する
テストステロンを体外から補充することによって、動脈硬化の進行速度は10倍にもなります。
心筋梗塞や脳梗塞に発展することもあるので、要注意です。
前立腺ガンや前立腺肥大の進行や助長
テストステロンと深い関係があるのが、男性だけにある臓器「前立腺」です。
テストステロンを補充することで、前立腺に起こる病気の原因となることがあります。
薄毛
男性型の脱毛症であるAGAが該当します。
テストステロンが原因物質を増やしてしまい、抜け毛や薄毛が急激に進行することがあります。
ホルモン補充は危険な結果が伴うこともあるので、慎重に検討する必要があります。
ED治療薬であれば、再び勃起力を取り戻すことは十分に可能とされています。
器質性EDと生活習慣病(成人病)
生活習慣病(成人病)といえば、「糖尿病」・「高血圧症」・「高脂血症」が有名です。
実はこれらの病気は、EDと関係があるのです。
糖尿病は、からだの中のインスリンが不足する、あるいは作用が低下することで、ブドウ糖が血液の中にたまってしまう病気です。
高血糖状態の血液が流れていることで、血管や血液の中にあるタンパク質が糖化するようになります。
血管の弾力がなくなることや、糖化したものが血管壁に付着してしまい、動脈硬化へと発展していきます。
生活習慣の乱れは、糖尿病という病気のリスクはもちろん、EDを発症するリスクも高めることになります。
糖尿病患者さんの約80%が、EDを合併しているというデータもあるはほどです。
ちなみに、糖尿病の人は器質性EDだけでなく、心因性ED、薬剤性EDも起こすとされています。
- 器質性ED・・・動脈硬化
- 心因性ED・・・糖尿病の症状の1つ抑うつ傾向から
- 薬剤性ED・・・糖尿病治療薬から
このように糖尿病は、EDのハイリスク群であるといえます。
他の生活習慣病(成人病)である高血圧症や高脂血症なども、血管に高い圧力がかかることや、中性脂肪やコレステロールが血管に付着してしまうことで動脈硬化へと発展し、EDの症状が現れるようになります。
EDとの合併率
病 名 |
割 合 |
糖尿病 |
約80% |
高血圧症 |
約66% |
高脂血症 |
約64% |
好きなものだけ食べて、不規則な生活をしていると・・・いずれは生活習慣病からEDになる可能性が高くなるので要注意です。
心因性ED(心因性勃起不全)
心因性EDとは上記でご説明した器質性EDとは反対に、体には何の問題もないのに心理的な問題が原因で起こるEDのことをいいます。
代表的な起因疾患はうつ病や統合失調症ですが、日常でのストレスや夫婦関係がうまくいっていないことも原因になりえます。
このEDは誰にでも起こりうるため、隠れ心因性EDの方は以外にも多いです。
また、現在進行形で抱えているストレスが原因でなる心因性EDは現実心因といい、反対に日常では何のストレスもないのに心の深くにあるネガティブな感情が原因でなる深層心因の2種類があります。
この項目では、そのような心因性EDの種類や、EDと精神疾患の関係性について詳しく解説していきます。
現実心因
現実心因の特徴は、必ずしもSEXなど性的なことに直結しないこともあるのが特徴です。
不安や緊張、ストレス、妊娠に対する恐怖、失恋・離婚、夫婦仲など、日常の生活で感じることが現実心因となります。
心配事が頭の中にあることで、勃起以前に性的に興奮することが難しくなってしまう可能性もあります。
深層心因
現実心因との違いは、こころの問題が過去に起因することです。
つまり、複雑な問題ということです。
こころの奥底に眠っている怒り、憎しみ、不安など根深い問題が多いのが特徴です。
幼少期にうけた性的虐待、トラウマ体験、またホモセクシュアルなども含まれています。
本人が自覚していることもありますが、無意識に勃起に影響していることもあります。
精神分析をしたり、強い心理介入が必要となることもあり、本格的な心理療法を取り入れる必要があるケースもあります。
男性が勃起するためには、からだが健康であることはもちろんですが、こころもSEXに望める状態であることも重要です。
血管障害や神経障害からくる器質性EDとは異なり、心因性EDの原因は人それぞれなので、その原因を解決することも治療の1つになります。
もっともダメなのが「1人で抱え込む」ことです。
どうにかしようとする努力がかえって、SEX時の緊張や焦りにつながることになります。
失敗の繰り返しは、劣等感や不安へと発展していきます。
そして「また今度もダメかも・・・」と予期不安を起こすようにもなり、悪循環に陥ってしまいます。
SEXの相手であるパートナーに相談して二人三脚で協力して治療することが大切です。
男性にはプライドもあるので女性に打ち明けるのには抵抗があるかも知れませんが、「打ち明ける」ことがED改善の近道といっても過言ではありません。
心因性EDと精神疾患
こころのトラブルとして外せないのが、うつ病などの精神疾患です。
特にうつ病は、患者数がここ最近で急増し心因性EDの大きな原因の1つにもなっています。
うつ病の症状の中にある、「性欲減退」や「ED」が初期症状として現れることもあります。
EDがうつ病のサインとなることもあります。
抗うつ剤や向精神薬などは治療薬として用いられますが、中枢神経などに作用するものが多いので勃起に影響を与える可能性があります。
これが薬剤性EDとなり、この場合には医師に相談し治療薬の種類を変更する必要もあります。
薬剤性ED(薬剤性勃起不全)
薬剤性EDとは、普段病気の治療などで常用している薬剤が原因で起きてしまうEDのことをいいます。
特に降圧剤や抗うつ剤・向精神薬・精神安定剤(抗不安薬)が原因によるものが多く、20代のような若い世代でも薬剤性EDを罹患している人がいます。
この項目ではその薬剤を服用するとなぜEDを引き起こしてしまうか、また薬剤性EDになりやすい薬剤を紹介していきます。
降圧剤で起こるED
血圧が高い人が使う降圧剤と呼ばれる血圧を下げる薬です。
その種類によっては、副作用の中にED(勃起不全)が見られるものがあります。
そもそも高血圧症は「動脈硬化」を起こしやすいことからEDのハイリスク群(器質性ED)の1つとして考えられています。
しかし、高血圧症の治療薬である降圧剤はEDを起こす可能性があるだけに、薬剤性EDを疑う必要もあります。
降圧剤に含まれる成分
降 圧 剤 |
成 分 |
降圧利尿薬 (サイアザイド系) |
ヒドロクロロチアジド |
カルシム拮抗薬 |
ニフェジピン |
中枢作用性交感神経抑制薬 |
メチルドパ、クロニジン |
βブロッカー |
アテノロール、プロプラノロール |
こういった降圧剤は、副作用の中にEDがあるので治療薬として服用している場合には、薬剤性EDを疑う1つの目安になるはずです。
また、ACE阻害剤(アンジオテンシン変換酵素阻害剤)やARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)などの降圧剤を服用している人に比べ、降圧利尿薬やβブロッカーを服用している人の方がEDになりやすいとう研究結果もあります。
その一方で、ACE阻害剤やARBは勃起の機能に対して保護的なはたらきをもたらすとも言われていて、専門家の間でもはっきりとした結論はでていません。
降圧剤を服用している高血圧患者さんと服用していない患者さんとでは、降圧剤を服用している人の方がEDになる可能性が高いといわれています。
このことから考えれば、少なからず各種の降圧剤は勃起に影響を及ぼすと考えることもできるはずです。
だからといって高血圧症の治療薬である降圧剤の服用をしなければ血管壁が傷ついてしまい、いずれ動脈硬化へと発展する恐れもあります。
もし降圧剤の副作用によって薬剤性EDを起こしている場合にも、バイアグラやレビトラ、シアリスといったED治療薬は効果を発揮してくれます。
併用に関しても問題はないとされているので、しっかりとED治療を行っていきましょう。
抗うつ剤・向精神薬・精神安定剤(抗不安薬)によるED
心因性EDの原因の1つとしても挙げられる、うつ病や統合失調症などの精神疾患です。
これらを治療する抗うつ剤や、向精神薬、精神安定剤などは、副作用によって薬剤性EDを起こすことがあります。
このタイプの薬剤性EDが厄介なのが、うつ症状によってSEXする気がなくなり、実はそれが薬の副作用により薬剤性EDだと気付きにくいということです。
ところが、治療によってうつ状態が安定し、「いざSEXしよう」なんて時にうまく勃起できず薬剤性EDが発覚することがあります。
こういった精神疾患の治療薬で特に注意して欲しいのが、薬の種類によっては添付書に副作用としてEDが明記されていないことです。
また、精神科や心療内科などで薬を処方されるときに医師から副作用にEDがあることを伝えられていないケースも珍しくありません。
特に日本ではうつ病の患者数が増えていることもあり、抗うつ剤を服用する人も増えてきているので、系統別に副作用にEDがある薬を紹介します。
抗うつ剤の系統と薬剤名
系 統 |
薬の名前 |
三環系 |
イミプラン |
SSRI |
パロキセチン |
SNRI |
ミルナシプラン |
こういった抗うつ剤の副作用によってEDが起こる理由は、セロトニン(神経物質)の増加にあります。
うつ病を発症する人は、セロトニンが不足しているケースが多く、神経内にセロトニン量を増やすために抗うつ剤が用いられます。
セロトニンの働きは、次のようなものがあります。
セロトニンが不足しうつ病になると・・・症状として「意欲・関心の低下」が現れます。
なので、セロトニンを増やしてあげることで症状が緩和されます。
しかし、セロトニンのもう1つのはたらきである「他の神経物質の抑制」によって、ドパミン(快楽・喜び)やノルアドレナリン(興奮・やる気)などのはたらきを抑制してしまい、性機能が低下することがあります。
性的な興奮を伝える役割がある「末梢神経」でセロトニンが増えると、感覚の低下や射精遅延、EDになることも指摘されています。
抗うつ剤の中でEDの副作用が少ないとされているのは、NaSSAに分類される「ミルタザピン」という薬です。
うつ病治療薬の切り替えを検討するのも、ED症状の回復につながることがあります。
また、抗うつ剤以外の向精神薬や精神安定剤の中には、性欲の減退やEDを招く「高プロラクチン血症」になりやすい薬があるとされています。
~高プロラクチン血症とは~
高プロラクチン血症とは、脳内の下垂体前葉から分泌されるホルモンが正常値よりも過剰に分泌されてしまう病気です。
発症すると、男女ともに「乳汁漏出」などを起こします。
また女性では「無月経」、男性ではEDの原因以外にも「女性乳房化」を起こすようになります。
男女ともに性的機能障害の原因になると言われている病気です。
特にドパミンD2受容体を遮断する作用のある薬は、性機能への障害は深刻な副作用の1つとされています。
こういった抗うつ剤や向精神薬、精神安定剤などの副作用によるEDの場合にもED治療薬はきちんと効果を発揮するとされています。
またEDが解消されることで、うつ病などには良い影響をもたらすというデータもあります。
精神疾患の治療はとても大切ですが、ED治療も併せて行うことで相乗効果が期待できます
男性ホルモン抑制剤や抗アンドロゲン薬で起こるED
男性の性欲あるいは勃起力などに大きな影響があるのが、男性ホルモンの「テストステロン」です。
テストステロンの分泌を抑えてしまう薬は、副作用の症状としてEDを起こすことがあります。
たとえば、前立腺ガンの治療は「アンドロゲン除去療法」などを行いますが、それに用いられる薬が「LH-RH アゴニスト」などの男性ホルモン抑制剤なります。
男性ホルモン抑制剤を用いることで、性欲が減退してしまったり、EDの症状が現れるようになります。
こういった治療中にテストステロン値をはかると去勢レベルの低下が見られ、男性機能は明らかな低下を示すことが分かっています。
テストステロンが低下すると性欲が減退するので、そもそもSEXする機会が減ることからEDの症状を苦痛と感じないケースもあります。
男性ホルモン抑制剤の服用を中止すれば、大幅に下がるテストステロンの値を抑えることができます。
ただし、服用中止によっても以前のような男性機能を取り戻すことは、難しいケースもあるようです。
~QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を維持~
ここまで紹介してきた治療薬は病気の改善のために必要になります。
誰しもがかかる風邪とは違い、その治療期間も長期にわたるものが多いです。
常用する薬の副作用で、勃起がうまくできない状態はセックスライフの質を低下させます。
もし副作用によってEDの症状が現れているのであれば、服用期間中は症状が続きます。
その期間、ずっと我慢することは決して良いこととは言えません。
なので、医師と服用する薬について十分に考える必要があります。
うつ病の場合には、EDが改善されることでうつ症状にも良い影響があることも分かっています。
治療薬の切り替え、服用する薬の副作用については十分に医師に確認して最善の治療方法を見つけることが大切です。
ED治療薬と併用できるものも多いので、充実したセックスライフを送るためにもしっかりと治療を行っていきましょう。
薬剤性EDになりやすい薬リスト
これは日本性機能学会がつくる「ED診療ガイドライン」に載せられている薬剤性EDになりやすいリストになります。
薬剤性EDになりやすいリスト
降 圧 剤 |
サイアザイド系利尿剤
ループ利尿剤
K 保持性利尿剤
中枢交感神経抑制剤
末梢性交感神経抑制剤
血管拡張剤
α 遮断剤
αβ 遮断剤
β 遮断剤
Ca 拮抗剤
ACE 阻害剤
アンジオテンシン受容体拮抗剤 |
向精神薬 |
三環系
SSRI
SNRI |
抗うつ剤 |
フェノチアジン系 |
抗てんかん剤 |
イミノスチルベン系 |
睡 眠 薬 |
パルピツール酸系 |
抗潰瘍剤 |
H2受容体拮抗剤
抗ドパミン剤 |
抗男性ホルモン剤 |
抗アンドロゲン剤
LH-RHアナログ |
脂質異常症治療薬 |
スタチン系
フィブラート系 |
薬剤性EDは、治療薬の服用をやめたり、他の薬に変更することでED症状が改善されることもあるEDです。
自己判断での服用中止や用量の変更、あるいは切り替えは控えるようにして下さい。
たとえば、抗うつ剤は勝手に服用を中止すると「離脱症状」を起こし、うつ症状がぶり返したような状態になることがあります。
症状を悪化させないためにも、治療にあたっている専門医ときちんと相談した上で、服用の中止や切り替えをするようにしてください。
基本的には、どれもED治療薬と併用は可能になっているので、QOL向上のためにもED治療もしっかり行っていきましょう。
混合性ED(混合性勃起不全)
混合性EDとは、器質性EDと心因性EDの2種類が混ざったEDのことをいいます。
EDの原因の多くは心因性によるものがほとんどであるとこれまでは考えられてきましたが、実は器質性によるものと混合性EDが大半であることが近年判明しています。
つまり、加齢に伴い糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病に罹り、それが原因でEDになる方が大半であるということです。
ここに加齢による気力の衰えなどの心因性の要因が加わってしまうと混合性EDと診断されます。
むしろEDは特別な病ではなく、生活習慣病の一種であると捉えた方がよいでしょう。
この項目では、20代から60代まで年齢別に多いEDの原因について詳しく解説していきます。
20代でEDと聞くと早すぎではないかと思われる方が大半だと思いますが、実はEDは年齢に関係なく起こる疾患です。
ですが、やはり体はまだ元気な20代ですので器質性EDの方は少ないですが、心因性EDの方は多くいらっしゃいます。
ストレスやうつ病などが原因でEDになる方が多く、その他にも女性に対してトラウマがあるだとか、辛辣なことをいわれて傷ついたことによって男性としての自信を喪失し、EDになってしまうことがあります。
その他にも20代は性経験がまだ少ないため、緊張でうまく勃たないという方も多くいらっしゃいます。
そういった方には抗ストレスサプリがオススメです。
当サイトではジェリフォルテやタガラのような取り扱っており、リラックス効果があるため、性交前に緊張するという方にぜひオススメしたい商品となります。
薬剤を使用する他にもカウンセリングなどの心理療法を行うことで治る方も多いです。
また、心因性EDでも深層心因の場合は本人が無自覚なため治療に長期間を要することが多い傾向にあります。
30代の場合も20代と同じで心因性EDが多い傾向にありますが、体も少し衰えが出てくる年代なので器質性EDの方も増えてきます。
喫煙者の場合ですと、例えば20代にタバコを吸い始め、その影響がでてくるのが10年から20年後なのでそろそろ血管の老化が進み、EDの症状が出始めてくる頃です。
その他、30代のEDの症状としては中折れが増えてくる年代だといわれています。
また、30代は結婚し、ちょうど子どもも手にかかる頃で、仕事も責任あるポジションにつきストレス負荷が大きい時期になりますので体の方は問題なくても心理的なことが原因でEDになる方も多くなります。
加えて夫婦関係もマンネリ化してくる時期のため、「妻だけED」になってしまう方も多く、そういったときには媚薬を用いてマンネリ感を打破するのがオススメです。
当サイトで取り扱っている商品の中ではチョコレートラブDXやアドバンテージDX、オキシトシン・ラブが人気の商品になります。
40代は心因性EDと器質性EDを併発する混合性EDが増えてくる年代になり、年のせいだといってEDを放置していたら体にも影響がでてきてしまいます。
なぜならEDの発現は動脈硬化などの生活習慣病の前触れでもあるからです。
また、40台前半は心因性EDになるピークの年代であり、最近では晩婚化が進んでいるためこの年代は子作り世代でもあるため、精神的ストレスの非常に多い年代になります。
さらに体の衰えも出始めるのがこの年代でもあるため、ますますEDに拍車がかかってしまいます。
生活習慣の改善はもちろんのことストレス解消法などを身につけていく必要があります。
本格的に治療するためにはやはりED治療薬が効果的で、国内ではバイアグラ、レビトラ、シアリスが承認されており病院でも処方してもらえますが自由診療となるまで治療費が高額になってしまいます。
ですが、当サイトのような通販サイトであれば、先発薬はもちろんのこと数多くのジェネリック医薬品を取り扱っているため、病院より安くED治療を行うことができるのでオススメです。
50代・60代になってくるとやはりEDの主な原因は、血管の老化といった器質性のものになってきます。
30代後半から40代前半にかけてが最初のED発症のピークとなりますが、50代から60代にかけて第二のED発症のピークとなり、全く勃たないといった本格的なED患者が増えてくる年代です。
この年代でEDになった方は同時に心筋梗塞や脳卒中の予備軍でもあるので、本格的な治療が必要になってきます。
バイアグラやレビトラ、シアリスといった治療薬を用いて治療するのがベストで同時に生活習慣も改善していかなくてはなりません。
オススメの治療法は、ED治療薬を当サイトのような海外医薬品の通販サイトでお安くお買い求めになって、泌尿器科や内科、循環器科で定期健診を行うことです。
様々なEDの種類
上記でご説明したED以外にも様々な種類のEDがあります。
この項目では新婚ED、排卵日ED、妻だけED、バーチャルED、サイクリングEDといった普段聞きなじみのないEDについてご紹介していきます。
新婚ED
「新婚でラブラブな時にどうして?!」と思うかも知れませんが、ここには男性のこころの繊細さが現れています。
お見合いなどで結婚したカップルは、長く付き合って結婚したカップルに比べてSEXの経験が少ないです。
パートナーと裸の付き合いをすることに緊張してしまい、うまく勃起できなくなることがあります。
また、結婚後に付き合っていた頃のイメージと違ってしまい、現実とのギャップで勃起できなくなることがあります。
SEXはお互いにとって身近な幸せなだけに、放置するのは決して良いこととは言えません。
「性の不一致」として離婚に至る例も少なくないので、早めのED治療が望まれます。
排卵日ED
排卵日EDとは、夫婦が妊活をする際に妻からのプレッシャーや排卵日に必ず性交しなくてはならないという義務感に対して男性側がストレスを感じ、行為の際に勃たなくなってしまうことをいいます。
近年、晩婚化の影響もあり、不妊治療を行う夫婦が増えていますが、女性が子どもを望むあまり、夫婦に温度差が生まれそれが原因でEDになってしまうという男性もいます。
無理に排卵日に合わせて妊活すると心身ともにストレスがかかってしまうことも多いため、ストレスフリーな妊活を送るために週末に妊活することがベストであると近年提唱されています。
妻だけED
妻だけEDとは、妻側が夫に求めても反応がなく、セックスレスが続き、まるで妻だけEDのようになることを指す言葉です。
男性側が性欲が減退してきたり、妻を女性としてみなくなってきたり、妻側が積極的に求めすぎるあまり夫側が萎えてしまうといったことが原因で起こるEDで、以外にも悩んでいる方は多いです。
あまり身構えず、自然体で誘ってみることがセックスレスを解消する一つの手で、また日常においてもカップルだった頃のようにデートをするなどしてスキンシップを重ねることでマンネリ感もなくすことができます。
バーチャルED
バーチャルEDとはアダルトビデオやアニメなどの2次元のキャラクターでマスターベーションをしすぎることによって生身の女性で興奮できなくなったり、性交時に勃起しない、射精できないといった症状のEDです。
バーチャルなものと違い、生身の女性と性交する際には相手のことを気にかけながら行為に及ばなくてはなりません。
そうしたギャップに不安を感じ、結果萎えてしまうのです。
マスターベーションは悪いことありませんが、あまりやりすぎるとバーチャルEDになってしまう恐れがあるため、生身の女性とのコミュニケーションも大切にすることが重要であるといえます。
サイクリングED
日本はエコロジーや健康志向への変化によって、自転車などで通勤する人がいます。
俗にいう「自転車ツーキニスト」と呼ばれる人たちです。
自転車に乗れば、適度な運動にもなり血行が促進されるのでED改善にも効果的と思うかも知れません。
しかしそれが、逆に器質性EDを引き起こす原因になることがあります。
それが「サイクリングED」と呼ばれるものです。
自転車のサドルに当たる部分(股の部分)には、血管や神経など勃起に重要なものがたくさんあります。
長時間の自転車運転はそこに圧力がかかってしまい、血液の循環が悪くなります。
スポーツタイプのロードバイクやピストは、特にサドルが細いので圧力も強まります。
自転車に乗り続けた結果、器質性EDを起こすケースも珍しくはないのです。
実際に、自転車先進国であるアメリカでは、この自転車EDを発症している人は30万人にも上るというデータもあります。
日常生活で自転車に乗る分には問題ないですが、1日に2時間以上自転車に乗り続けるなら注意が必要です。