ベトノベートGMクリーム
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ベトノベートGMクリームは化膿した皮膚の治療に適したステロイド外用薬。3種類の成分が炎症を抑え、皮膚に感染した細菌を除去してくれます。ステロイド作用が強めなため皮膚の薄い部分への使用は控えてください。
ベトノベートGMクリーム 20g
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
ベトノベートGMクリームとは、細菌や真菌(カビ)が感染した部分にも使用できるステロイド外用薬です。3つの成分が配合されたクリーム剤となります。
- ベタメタゾン吉草酸エステル … 炎症を抑えるステロイド成分
- ゲンタマイシン硫酸塩 … 殺菌作用を持つ抗菌成分
- ミコナゾール … カビを退治する抗真菌成分
ベトノベートGMクリームは一般的なステロイド薬とは異なり、ジュクジュクと化膿してしまった皮膚症状の治療に適したステロイド外用薬です。
ベトノベートGMクリームの特徴ベトノベートGMクリームには、2つの特徴があります。
■細菌・真菌が感染した部位にも有効
■強いステロイド作用
例えばアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患には、炎症を抑えるためにステロイド薬を使うことが基本です。
しかしステロイド薬には免疫機能を抑える効果もあり、細菌や真菌などが繁殖しやすくなってしまうため使用が制限される場合もあります。
そこで役立つのが、ベトノベートGMクリームです。
3種の成分が配合され、炎症を抑えるだけでなく皮膚に感染した細菌や真菌もまとめて取り除いてくれます。
ただしステロイド薬としては第3群(Strong)の強さを持つので、顔や首のように皮膚が薄い部分には慎重に使用して下さい。
また皮膚萎縮などのステロイドによる副作用を避けるためにも、長期間の使用は避けるようにしましょう。
ベトノベートGMクリームの効果・効能ベトノベートGMクリームには3種類の成分が配合されているため、3つの効果が期待できます。
■抗炎症・免疫抑制作用
アトピー治療薬などに使用されることが多いステロイド薬ですが、ステロイド薬は良くも悪くも様々な効果を発揮します。
ステロイド薬を病気の治療薬として用いる場合は、主に2つの効果を期待して用いられます。
- 抗炎症作用
- 免疫抑制作用
アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患において、からだの中ではロイコトリエンやPG(プロスタグランジン)などの"炎症を起こす物質"が放出されることで炎症が現れます。
これらの炎症を起こす物質は、脂肪酸の1種である「アラキドン酸」から作られます。
そこでステロイド薬には、アラキドン酸の働きを弱める作用があります。
アラキドン酸は「ホスホリパーゼA2」という酵素の働きにより活発化します。
一方でステロイド薬には、ホスホリパーゼA2の働きを阻害する「リポコルチン」というタンパク質の分泌を増やす作用があります。
リポコルチンが増える → ホスホリパーゼA2の働きが阻害 → アラキドン酸の働きが弱まる
リポコルチンが増えることで結果的にアラキドン酸の活動が抑えられると、炎症を起こす物質も少なくなり抗炎症作用が発揮、皮膚症状が改善されます。
また、ステロイド薬によるもう1つの効果が免疫抑制作用です。
人のからだには、免疫機能の要である「NF-kB」という物質があります。
NF-kBには体内に細菌などの異物が侵入した時に、それを追い出すための化学物質を作り出す働きがあります。
ステロイド薬にはNF-kBの働きを阻害し、からだの免疫機能を弱める作用があります。
アトピー性皮膚炎はアレルギー反応、つまり免疫機能が働きすぎることで症状が現れます。
そのため免疫抑制作用は、アトピー性皮膚炎のような症状の治療には欠かせない効果です。
■殺菌作用
人や動物に感染して時には病気を引き起こすこともある細菌ですが、細菌が生きていくためには「タンパク質」が不可欠です。
例えば細菌は「細胞膜」という薄い膜に覆われていますが、この細胞膜もタンパク質から作られています。
細菌がタンパク質を合成する上で重要となるのが、「リボソーム」という器官です。
そこで抗生物質には、リボソームの働きを阻害する作用があります。
リボソームを阻害された細菌はタンパク質の合成を行うことができなくなり、死滅してしまうのです。
抗生物質は、このような作用により殺菌作用を発揮します。
■抗真菌作用
人の皮膚に真菌が感染すると、水虫やたむしのような皮膚真菌症を発症してしまいます。
皮膚真菌症を治療するには、皮膚に感染した真菌を排除しなくてはなりません。
そこでベトノベートGMクリームの成分ミコナゾールには、真菌を退治する作用があります。
人の細胞には「細胞膜」と呼ばれる膜がありますが、真菌にも同じように細胞膜が存在します。
もしも細胞膜が無くなってしまうと細胞は穴が空いた風船のように破裂、つまり死滅してしまいます。
ミコナゾールは真菌の細胞膜を作っている「エルゴコステロール」という物質の合成を阻害してしまいます。
すると真菌は細胞膜を作ることができなくなるため、抗真菌作用が発揮されます。
服用方法・使用方法
ベトノベートGMクリームの使用方法は、次のようになります。1日1回~3回、適量を患部に塗布
国内では未承認薬のため、その他の注意点などは付属の添付文書でご確認下さい。