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トレチノインとは

トレチノイン(Tretinoin)とは

トレチノインはビタミンA誘導体の一種で、肌のターンオーバーの促進させる作用を持っています。アンチエイジングのために使われる方も多く、シワやシミを薄くすることができます。また、日本ではあまり知られていませんが、海外ではニキビ治療薬としてもポピュラーな存在です。

また、「肌の漂白剤」とも呼ばれているハイドロキノンと合わせて使うことで、相乗効果に期待ができます。トレチノイン、ハイドロキノンともに強い作用のため注意事項もありますが、併用はとてもおすすめです。

このページではトレチノインの効果、副作用、商品などについてのご紹介をしていきます。

トレチノインの効果

いくつかの目的で使用されますが、共通することはターンオーバーを促進させて、肌トラブルを改善することです。古い角質を剥がすことで、肌の表面がツルツルになり、女性にとっては化粧ノリが良くなるというメリットを得られます。

また、過剰な皮脂の分泌を抑えられるので、海外ではニキビ治療薬としても使われてます。ただし抗菌作用はないので、場合によっては抗生物質や、最強のニキビ治療薬として有名なアキュテイン(飲むニキビ治療薬)などを使わなければ治療できないケースもあるのです。

そしてトレチノインの弱点として、使っていくうちに耐性ができることも知っておきましょう。効果があまり得られなくなってしまうのです。そこで、しばらく休薬期間を設けなければなりません。
休薬期間を終えればまた効果を得ることができます。使用期間は最長で8週間(症状によって変わる)です。その休薬期間は、1~2ヶ月ほど空ける必要があります。

Wikipedia - トレチノイン

ニキビ改善効果

トレチノインにはニキビの改善に期待できます。ニキビができてしまう原因はいくつかあるのですが、皮脂の詰まりはその一つです。肌にとって皮脂は乾燥を防ぐために必要なものですが、なんらかの原因によって過剰に分泌されると、毛穴が収縮してしまいます。
すると皮脂が毛穴に詰まり、アクネ菌が繁殖しやすい環境になるのです。

トレチノインは皮脂腺の働きを抑える作用を持っています。過剰な皮脂の分泌により起こった毛穴の詰まり(角質)を、ピーリング作用によって剥がし、代謝を促して新しい肌を作ります。きれいな肌に生まれ変わることで、ニキビの初期段階である「白ニキビ」や、鼻の黒ずみ(角栓)としても知られる「黒ニキビ」の改善と予防が行えるのです。

シミ改善効果

トレチノインはシミの改善にも期待が持てます。その理由は肌のターンオーバーを促進させて、新しい肌を作り出すことにより、一緒にメラニン色素を外に押し出すことができるためです。シミはメラニン色素が増え続けることによってできるので、古い角質と一緒に排出すれば防げます。

肌の漂白剤とも呼ばれているトレチノインと併用することで、一層シミの改善に期待ができるでしょう。トレチノインはメラニン色素の排出を促す作用。一方、トレチノインはそのメラニン色素を作り出す細胞「メラノサイト」の働きを阻害します。メラニン色素を外に出す、そして新しく作らせなくすることで、シミができにくくなるのです。

ただし、併用する場合には共に強い作用を持っているので、規定量を超えないように十分注意をして使ってください。皮膚科や美容クリニックで詳しい使い方を教えてもらえるので、そちらを利用するのもおすすめです。

そして1つ注意事項があります。トレチノイン、ならびにハイドロキノンとの併用で、すでにできているシミを完全に消すことはできません。規定量を超えて使用しても不可能です。逆に、肌を痛める原因になってしまいます。

シワをなくす効果

トレチノインにはシワをなくす効果もあります。その理由はトレチノインを使うことで、コラーゲンやヒアルロン酸などの粘液性物質が増えるためです。肌が乾燥しにくくなって弾力と潤いを保てるので、シワを薄くしたり予防をすることができます。

ただし、深いシワ(真皮ジワ:肌の深くにできるシワのこと)を完全に消すことはできません。また、トレチノインの使い始めは皮剥けが起きやすいので、しっかりと保湿を行ってください。

シワには、「乾燥ジワ」と「表情ジワ」の2種類があります。乾燥ジワはさらに、「真皮ジワ」と「小ジワ(ちりめんジワ)」へ分けることができます。しかしどちらも原因としては「肌の乾燥」が関わっており、ターンオーバーがうまくいかなくなるために起こるのです。

しかしトレチノインを使えばターンオーバーを促進させ、コラーゲンやヒアルロン酸などを増やすことで、肌の潤いを取り戻せます。原因となる乾燥を取り除くことで、シワが現れにくくなるのです。

トレチノインの副作用

トレチノインはとても強い成分です。そのため、副作用も現れやすくなります。起きやすい症状は顔に赤みができる皮が剥けるといったものです。また、炎症も起きてしまうことがあるので、その場合は医師に相談してみるとよいでしょう。

ではなぜこうした副作用が起きるのか?その理由はターンオーバーの促進です。今まで正常なターンオーバーがされていなかった場合、活性化による反動でこうした副作用が起きてしまうのです。これは、レチノール反応(レチノイド反応とも)と呼ばれている現象で、誰にでも起こりえます。

このレチノール反応は、トレチノインに慣れていくことで次第におさまっていきます。また、濃度の低いものから使用していけば、副作用の症状は最小限で済む可能性が高いです。

トレチノインを含む医薬品

トレチノインを含む医薬品は現在、日本では未承認です。しかし、海外では塗るニキビ治療薬として馴染みのある成分であり、多くの商品が発売されています。こちらの項目では海外で有名なトレチノインの医薬品をご紹介していきます。

レチノAクリーム

レチノAクリームは日本でも有名なジョンソン&ジョンソン社が発売する商品です。0.025%、0.05%と濃度の違う2タイプがあり、初めて使う場合や用途に合わせてお選びいただけます。

レチノAクリームは塗るニキビ治療薬として。また、肌の老化(シミ・シワ)を薄くすることができるアンチエイジングにも期待が持て、レチノAクリーム1本で解決することができるのでおすすめです。

レチノAクリームの詳細はこちら

BIHAKUENトレチノインクリーム

BIHAKUENトレチノインクリームは、アメリカのKlein Anderson社が発売する商品です。こちらはトレチノインの濃度別に3タイプあります。初めて使われる場合や、用途に合わせてお選びください。

BIHAKUENトレチノインクリームも、レチノAクリームと同様に、肌のターンオーバーを促してニキビや肌の老化(シワ・シミ)を改善することができます。同社から発売されているBIHAKUENハイドロキノンクリームと合わせて使うのもおすすめです。さらにアンチエイジング効果を実感できることでしょう。

BIHAKUENトレチノインクリームの詳細はこちら

ユークロマプラスクリーム

ユークロマプラスクリームは、トレチノインの他にも美白成分であるハイドロキノン、そしてモメタゾン(フランカルボン酸モメタゾン)という成分が配合されている商品です。
モメタゾンは副腎皮質ホルモン(ステロイド)の一種で、炎症やかゆみを鎮める作用を持っています。

そのため、トレチノインによるターンオーバーの促進。ハイドロキノンによるメラニン色素の生成を抑える効果。そして、モメタゾンによる抗炎症作用が一度に得られます。

つまりニキビ、シワ、シミの改善と美白作用がユークロマプラスクリームだけで行えるのです。また、2つの成分が合わさっているデメリットで炎症も起こりやすいため、モメタゾンが副作用を最小限に抑えてくれます。

ユークロマプラスクリームの詳細はこちら

トレチノインの作用機序

トレチノインはビタミンA誘導体の一種で、「オールトランスレチノイン酸」とも呼ばれています。ビタミンA(レチノール)の50~100倍の強さを持ち、これが肌のターンオーバーを促進させる要因です。
通常は約28日かかりますが、加齢などによってその周期は長くなると言われています。しかしトレチノインを使うことで、速度を早めることが可能です。

どのようなことが起きるのかというと、表皮では細胞が増殖・分裂しきめ細やかになっていきます。それにより古い角質も剥がれていき、新しい肌に変わっていくのです。角質が剥がれ落ちるときに、メラニン色素も押し出されていくのでシミができにくくなります。

また、トレチノインは皮脂腺にも作用するので、過剰な皮脂の分泌を抑えられます。すると、毛穴に皮脂が詰まりにくくなり、ニキビの予防や軽度の状態(白ニキビや黒ニキビ)を改善することができるのです。

そして、真皮(表皮の内側)にもトレチノインは良い作用をもたらします。それはコラーゲンの分泌を高めることです。表皮ではヒアルロン酸などの粘液性物質が生成されるので、乾燥を防ぐことができます。

シワやたるみは肌に弾力が無くなってきたり、乾燥することで起きるため、肌のハリや潤いをトレチノインによって再び取り戻すこともできるのです。

Wikipedia - トレチノイン

トレチノインの併用禁忌薬

外用薬では併用禁忌薬の報告はありませんが、使用できないケースはあります。それは妊娠中の女性です。ビタミンAには催奇形性が報告されています。ビタミンA誘導体であるトレチノインも例外ではなく、胎児に影響を及ぼす可能性があるので使用しないでください。また、妊娠の可能性がある女性も同様に使用してはいけません。

トレチノインの併用注意薬

併用注意薬は特に報告されていませんが、何か異常を感じた場合は医師に相談してください。

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