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腰痛

腰痛は日本で2番目に患者数の多い疾患で、年々増加しています。腰痛に効く飲み薬や塗り薬についてご紹介します。

腰痛の一覧


ボベランジェル(ボルタレン)
ボベランジェルは解熱鎮痛剤で、日本ではボルタレン名で販売されています。 患部に直接塗るジェルタイプで、とりわけ即効性や威力が高く、肩こりや腰痛、炎症、関節リウマチなどの症状を改善させてくれます。
1本864円~
売切れ
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ボベラン(ボルタレン)
ボベランは鎮痛、抗炎症剤で、服用する事で、腰痛や肩こり、神経痛、関節リウマチなどの痛みを和らげる効果があります。 日本ではボルタレン名で販売されていますが、内容は同じものとなっています。
1錠24円~
売切れ
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ボルタレン
ボルタレンは関節の痛みや筋肉の炎症の緩和、解熱作用のある解熱鎮痛剤です。様々な症状に鎮痛効果を発揮し、その総合的な有効率は約73%になります。鎮痛作用の強さと約30分で効果が現れる即効性が特徴です。
1錠73円~
売切れ
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ボルタレンカプセル
ボルタレンカプセルは解熱鎮痛剤で有名なボルタレンのカプセルタイプ。錠剤タイプより即効性に優れ、錠剤の苦味や匂いが苦手な方にオススメの商品です。強力な鎮痛効果が特徴ですが長期間の服用には向いていません。
1錠45円~
売切れ
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ジクロフェナクAL(ボルタレン)
ジクロフェナクALはボルタレンのジェネリック。関節痛や歯痛などのあらゆる病気の痛みに効き、風邪に伴う熱を下げるために用いることもできます。強力な解熱鎮痛作用を持ち、即効性にも優れています。
1錠32円~
売切れ
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腰痛とは

腰痛は読んで字のごとく、腰に生じる痛みのことです。
2016年、厚生労働省が実施した国民生活基礎調査によると、体に生じるあらゆる痛みの中でも、男性では1番目、女性では2番目に発症率が高かったとされています
また、年々患者数が増加傾向にあるとも言われています。

その発症原因は身体的要因、精神的要因などさまざまで、中でも腰への大きな負担、ストレスなど日常生活における弊害が原因になることが多いようです。
また、特定の病気が関係して発症する事例も確認されています。
誰がいつ発症してもおかしくない身近な症状だからこそ、原因や対処法をきちんと知っておくのが吉です。
そこでここでは、腰痛について詳しく解説します。改善するための参考になれば幸いです。

腰痛の対処法

腰痛を引き起こしたときは、安静にしたうえで適切な処置をとることが大切。痛みを我慢して無理に動いてしまうと症状が悪化し、さらに深刻な事態を招くおそれがあります。
では、具体的に正しい対処法とはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは「治療薬の使用」「コルセットの着用」「ストレッチ」「ツボ押し」について、詳しく紹介しています。
いずれも単独で腰痛に効果を発揮しますが、併用することでさらに効果アップを狙うこともできます。
腰痛を引き起こしたときは、ぜひお試しください。
ただし、これらの対処法には注意点もあります。この点についても触れているので、参考にしたうえで正しく実践しましょう。

飲み薬(内服薬)

腰痛の症状は文字通り“痛み”なので、解熱鎮痛剤を用いることで緩和できます。
解熱鎮痛剤には経口投与する内服薬、患部に直接塗布する外用薬の2種類がありますが、まずは内服薬について紹介したいと思います。

具体例としてボルタレンが挙げられます。
鎮痛薬として世界的に有名なロキソニンと同じく、非ステロイド性抗炎症薬に分類される医薬品です。ロキソニンに比べて効果が強く、慢性腰痛、ぎっくり腰をはじめとする急性腰痛の両方に有効です。
有効成分ジクロフェナクナトリウムが痛みの原因物質プロスタグランジンに作用し、その生成量を抑制することで痛みを緩和させます。また、解熱作用もあるので、痛みにともなう発熱にも効果的です。
ただし、これは炎症痛に効く鎮痛薬であり、ほかの痛みについては十分な効果を得られない可能性があります。また、副作用として吐き気や胃痛など、胃腸症状が確認されている点も留意しておきましょう。

このほかにもセレブレックス(国内における製品名はセレコックスでリンク先はジェネリックです。)、テルネリン(リンク先はジェネリックです。)、ミオナールといった鎮痛薬が腰痛に効果を発揮します。
それぞれ有効性を示す痛みの種類や用法用量、副作用が異なります。症状に適したものを正しく扱いましょう。

塗り薬(外用薬)

腰痛に効果的な外用薬には湿布やゲル、ローションなどさまざまな種類があります。

例えば有名なものとして、テレビCMでおなじみの湿布薬フェイタスが挙げられます。
患部に貼ることで有効成分フェルビナク、ジクロフェナクナトリウムが浸透して作用し、痛みの原因であるプロスタグランジンの発生を阻害します。
一方、フェイタスにはローションやクリームなど塗布するタイプの製品もあります。いずれも効果は同じなので、使いやすさや好みで選び分けるといいでしょう。

ただし、外用薬のほとんどは一時的に痛みを緩和させるものであり、腰痛の根本的な治療にはつながらない点に留意する必要があります。
あくまでも急な痛み、激しい痛みへの応急処置として使用しましょう。

コルセット

腰の痛みを抑える手段のひとつとして、コルセットの着用が挙げられます。

もともとコルセットは、ウエストを細く引き締める目的で主に女性が着用する「ファンデーション下着」として開発されたものですが、現在では腰痛の軽減や姿勢の矯正を目的とする医療用コルセットも開発されています。ウエスト部分を固定し、腰の動きを制限することによって痛みの発生を防ぐ目的で着用します。
整形外科クリニックや一般の店舗で簡単に購入できます。

ただし、コルセットを着用したからといって、腰痛の根本的な治療は期待できません。
あくまでも痛みの緩和と症状悪化の防止が目的です。
また、長時間使用し続けていると腰回りの筋肉が衰えるほか、骨盤が歪んだ状態で固定されるおそれがある点にも注意しましょう。

ストレッチ

毎日ストレッチを行い、腰周りの筋肉を鍛えたり伸ばしたりすることで腰回りの柔軟性が高まります。その結果、腰に負担がかかりにくくなり、腰痛の緩和、予防効果が期待できます。

短時間でできる簡単なもので、お風呂上がりや就寝前に手軽に行えるのがポイントです。
具体的には、
①仰向けの状態で横になる
②上半身を動かさず、足をクロスするようにして腰から下だけを左右交互にゆっくりひねる

これを1日数回、毎日行います。

また、立ち仕事やデスクワークにより、長時間同じ姿勢を続けている方には以下のようなストレッチがおすすめです。
①足を肩幅程度に広げた状態で立ち、腰に手をあてる
②無理のない程度に腰を後ろに反らせる
③その状態で腰をゆっくり左右にひねる

これを1日の業務中に2~3回程度、時間を置いて行いましょう。

太ももの筋肉や骨盤周りの筋肉など、腰の筋肉と結びついている筋肉を伸ばすことも重要なポイントです。

ただしこれらのストレッチは、無理のない程度に行うことが大切です。
筋肉が固まっている状態で無理にストレッチをすると、その負荷に耐えるために筋肉がより強い緊張状態になる可能性があります。
また、“痛気持ちいい”を通り越してシンプルに痛みを感じるようであれば、患部に無理な負荷を与えすぎていることが考えられます。
症状を悪化させないために、正しい方法で適度に行うことを心がけてみてください。

ツボ押し

人体には数多くのツボがあり、それぞれ刺激することで健康状態の改善に効果が期待できます。
その中には腰痛の緩和に効果があるとされるツボもいくつかあるので、紹介したいと思います。

①命門(めいもん)
腰にあるツボのひとつで、おヘソのちょうど真裏に位置します。
左右の中指の先を重ね、ツボの部分にあてます。そのうえで、ゆっくり30回ほど押してあげましょう。
その際、男性なら左手中指を下に、女性なら右手中指を下にするのがいいようです。

②腎兪(じんゆ)
命門の左右にあるツボ。それぞれ命門から指2本分ほど離れた場所に位置します。
親指をあて、30回ほど痛くない程度に軽く押すのがポイントです。また、その際は足を肩幅に開き、腰をゆっくり回すとさらに効果がアップするようです。

③志室(ししつ)
腎兪からさらに外側に指4本分離れた場所に位置するツボです。
腎兪を刺激する場合と同じように、親指をあてて30回程度軽く押してあげるのが効果的です。

一方、上記のような腰に位置するツボだけでなく、手の甲にある腰腿点(ようたいてん)というツボも腰痛の緩和に有効とされています。
人差し指と中指の骨の分かれ目、そして薬指と小指の骨の分かれ目の2箇所に位置します。
それぞれに親指と人差し指をあて、軽く押しながら手の甲を揉みほぐすようにしてマッサージするのが効果的です。

腰痛の症状

腰痛には急性的なものと慢性的なものがあります。
急性腰痛は腰への大きな負荷により、突発的に身動きできなくなるほどの激痛が生じるものをいいます。
俗に言う「ぎっくり腰」がこれに当たり、無理な姿勢で重い物を持ち上げたとき、急に激しく腰をひねったときに起こりやすいのが特徴です。

一方、慢性腰痛は、姿勢の悪さやストレスによるダメージが腰に蓄積し、慢性的に痛みを生じている状態をいいます。急性腰痛に比べて痛みは軽いものの、鈍痛や怠さが継続するという特徴があります。
不安定な精神状態によって悪化するおそれがあるほか、臀部や大腿部の痛み、しびれを伴うケースも確認されています。

そのほか、椎間板ヘルニアによる腰痛も広く知られているのではないかと思います。
加齢や外部からの負荷によって背骨の椎間板が変形し、それによって神経や脊髄が圧迫されて激痛が生じる疾患をいいます。
急性腰痛と同様に、重い荷物を持ち上げたり腰を強くひねったりした際の負荷が原因になりやすいといわれています。
また、椎間板の変形によって坐骨神経が圧迫され、炎症を引き起こすことで坐骨神経痛を併発するリスクが高まります。これが原因でさらに腰痛が悪化するほか、臀部や大腿部にも異常が生じるおそれがあります。

腰痛の原因

腰痛の主な原因は“筋肉ロック”、つまり腰回りの筋肉が緊張してこわばることにあります。
腰に急激な負荷がかかる、もしくは負荷が蓄積することで腰回りの筋肉は収縮し、固まってしまいます。この状態で無理に腰を動かそうとすることにより、腰痛として痛みが生じます。

では、“筋肉ロック”はどのような場合に起こるのでしょうか。
これについては実に多くの要因が確認されています。
たとえば、「長時間同じ姿勢を続けること」「更年期を迎えること」が関係しているほか、自律神経失調症「婦人科系の病気・症状」によって起こることもあります。

また、現代人に多いとされる「運動不足」「過剰冷房」などによって腰痛を引き起こすこともわかっています。
そのため、従来は腰痛というと高齢者によく見られる症状として認識されがちでしたが、実際のところは現代人に身近な症状ともいえるでしょう。

ここでは腰痛の原因をいくつかピックアップし、まとめています。
ぜひ参考にしつつ、当てはまるものがあれば意識的に改善することをおすすめします。

同じ姿勢でいる時間が長い

腰痛の原因として、立ち仕事やデスクワークをイメージする方が多いのではないかと思います。
しかし正確には、「これらの仕事をしているから腰を痛める」のではなく、「同じ姿勢を長時間続けているから腰を痛める」のです。

長時間同じ姿勢を続けていると筋肉が使われなくなり、固まった状態、いわゆる緊張状態に陥ります。
この状態から急に動こうとすると、柔軟性を失った筋肉が負荷に耐えきれず、痛みをともなうことがあります。

また、筋肉がこわばることで血流が滞り、疲労物質が蓄積しやすくなるのも原因のひとつです。
これによって腰に負担を感じやすくなり、痛みが発生。そしてさらに筋肉が硬直するといった悪循環を繰り返すおそれがあります。
立ち仕事やデスクワークをしている方は、定期的に姿勢を変えたりストレッチをしたりして筋肉が緊張状態に陥るのを未然に防ぐようにしましょう。

無理なダイエット

健康状態の改善・維持を目的に行うことが多いダイエット。体重を減らすことで足腰への負担が少なくなり、それによって腰痛のリスク軽減にもつながります。
しかし間違った方法でダイエットを行うと、逆に腰痛を招くおそれがあります。

具体的には、過度な食事制限によるダイエットが挙げられます。
食事は人体に必要な栄養素を補充するために欠かせない行為です。しかし食事制限によって栄養素の摂取量が不足すると、次第に筋力が低下してしまいます。
腰周りの筋力が低下すれば、それにともなって腰の耐久性も弱化します。その結果、ちょっとした負荷にも耐えきれず、腰痛を引き起こすリスクが高まります。

また、無理な運動も腰痛の原因になりかねないので注意が必要です。
意気込んでダイエットを始めるのは良いことですが、急に体を酷使することによって急激に負荷がかかり、結果として腰を痛める可能性があります。

自律神経失調症

特に重い物を持ったわけではなく、またふだんの姿勢が著しく悪いわけでもない。それにもかかわらず腰に痛みを感じる。そんなときは自律神経失調症を疑ってみるといいかもしれません。
自律神経失調症とは、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れることで起こる症状の総称をいいます。

本来なら日中は交感神経が優位に働き、夜から朝方にかけては副交感神経が優位に働くことで、心身の健康が保たれています。
しかし、生活習慣の乱れや私生活におけるストレスなどによって自律神経のバランスが崩れると、心身にさまざまな不調が生じます。

そのひとつとして挙げられるのが腰痛です。
自律神経失調症はライフスタイルの見直しや生活環境の改善、カウンセリングなどによって治療できます。
心当たりがある方は、早めに医師に相談することをおすすめします。

更年期

一般に45~55歳頃に迎えるとされる女性の更年期は、20代の頃に比べて女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が大幅に減少しており、体内のホルモンバランスが乱れやすくなっています。これによって起こる症状の総称を更年期障害といいます。
そして更年期障害のひとつとして、腰痛が確認されています。

エストロゲンは女性の体作りや健康に大きく関係するホルモンです。
これが減少することで女性の体にさまざまな不調が生じますが、そのひとつに筋力低下が挙げられます。特に腰回りの筋力が衰えると、ちょっとした負荷によっても体重を支えきれずに腰を痛めやすくなります。
また、エストロゲンの減少にともなう血行不良も腰痛の原因のひとつ。下半身の血流が滞ることによって腰回りの筋肉がこわばり、固くなることで腰に痛みが生じやすくなります。

そのほか、エストロゲンの減少にともない、自律神経のバランスが崩れることでも腰痛を引き起こすことがあります。

運動不足

現代人の特徴のひとつとして、運動不足な人が多い点が挙げられます。
“運動不足は肥満の原因”というのはよく聞く話ですが、腰痛も運動不足によって発症リスクが高まるので用心しましょう。

あまり運動をしないということは、筋肉をほとんど動かさないということです。
使われない筋肉は次第に固まり、柔軟性を失っていきます。
そのため、腰回りの筋肉がこわばると腰の可動域が狭まり、ちょっと動かしただけで痛みが生じるようになります。

また、腰回りの筋力が衰えることで体重を支える力が弱まり、何かの拍子にちょっとした負荷がかかるだけで痛めるリスクが高まります。
毎日30分ほどウォーキングするだけでも腹筋や背筋を鍛えられるので、運動不足を自覚している方は実践してみてはいかがでしょうか。

クーラー

暑い夏は毎日ガンガンにクーラーが効いた部屋で過ごしている、という方も多いのではないかと思います。
そんな方に多く見られるのが“クーラー病”です。

通常、人間の体温は自律神経の働きによって一定に保たれています。
自律神経が正常に機能しているからこそ、暑いときは発汗して体温を下げ、寒いときは全身を震わせて体温を上げることができています。

しかし、長時間クーラーに当たり続けていると体が極端に冷え、また屋外との温度差に対応できなくなります。その結果、自律神経が乱れ、体調不良を引き起こします。
このようなクーラーによる自律神経の乱れが原因で起こる症状が一般に“クーラー病”と呼ばれていますが、腰痛もそのひとつに数えられます。

マットレスなどが合っていない

まったく心当たりがないにもかかわらず、慢性腰痛を患っているという方はもしかすると、毎日使用しているマットレスが体に合っていないのかもしれません。
特に起床後に腰の痛みを感じることが多いのであれば、よりその可能性が高いといえるでしょう。

通常、背骨はS字のカーブを描いています。
しかし合わないマットレスで寝ていると、このS字を維持できずに歪みが生じます。これが痛みの原因です。
マットレスが柔らかすぎても硬すぎてもこの問題は生じるため、専門家によるアドバイスを受けたうえで自分に合ったマットレスを購入、使用するようにしましょう。

便秘

「栄養バランスが偏った食事ばかりしている」「朝昼晩のどこかしらで食事を抜くことが多い」といったように、不規則な食生活を続けていると起こりやすいのが便秘です。
軽視する人も多い症状ですが、これが原因で腰痛を引き起こすことがあります。

便秘を放置し、排便の回数が極端に少ない生活が続くと、次第に自律神経の働きが鈍くなることがわかっています。
自律神経は心や体の状態を安定させるための重要な役割を担いますが、これが乱れることで身体的もしくは精神的な不調が生じます。その身体症状のひとつに腰痛が含まれます。
自律神経の乱れによって血流が滞り、そして腰回りの筋肉が固まることで腰に痛みが生じやすくなります。

育児・介護

女性の腰痛には、育児が関係していることが多々あります。
最近は育児をする男性“イクメン”が増えていますが、それでもなお女性が育児を担当することがほとんどです。

家事に追われながらの育児はどうしても疲労を感じやすくなるうえ、抱っこしてあげたり中腰の体勢でオムツを交換したりすることで腰への負担も大きくなります。
その結果、ふとした拍子に腰を痛めるリスクが高まります。

一方、これと同様に介護が原因で腰を痛めるケースも多いようです。
ご高齢の方の代わりに重い荷物を持ち運ぶ、ご高齢の方の体重を支えながら車椅子まで誘導するといったことをしているうちに腰への負担が大きくなり、腰痛を引き起こします。
いずれにしても、しっかり腰を下ろして負担がかかりにくい体勢で作業することが重要です。

婦人科系の病気

近年では、婦人科系の病気による女性の腰痛が増えているといいます。
婦人科系の病気とは、たとえば月経困難症や子宮内膜症、子宮筋腫などが挙げられます。
これらの病気は妊娠や月経など女性特有の現象に関係しており、下腹部や腰部に痛みが生じやすいという特徴があります。

また、周期的に起こる生理によっても腰痛を引き起こすことがあります。
生理時はプロスタグランジンというホルモンが分泌されやすく、これによって子宮が収縮します。
それと同時に、このホルモンには血管を収縮する働きもあります。
血管が収縮すると血の巡りが悪化し、筋肉が固まりやすくなります。その結果、わずかな動きにも腰が耐えられず、痛みを感じます。

腰痛の予防方法

年齢、性別を問わず、誰しもが腰痛のリスクを抱えています。
腰痛の原因は多岐にわたるため、どれだけふだんから意識していても完全に予防することはできないでしょう。

しかし、日常的に予防策を講じることで、腰痛発症のリスクを軽減することはできます。
そこでここでは、毎日簡単に実行できる予防方法を紹介します。
今はまだ腰痛に悩まされていない方も、今後のために実行してみてはいかがでしょうか。

ストレッチ

腰痛に効果的な対処法のひとつとしてすでに紹介したストレッチですが、これは予防方法としても役立ちます。ふだんからストレッチを行うことで、疲労し、凝り固まった筋肉がほぐれます。これによって筋肉の緊張状態を解き、柔軟性を高めることで日常的な負荷に耐えうる強い腰を作ることができます。

また、筋肉を動かすことで血流を促進したり、自律神経、特に副交感神経をリラックスさせたりする効果が得られるのもポイントです。
すでに説明したように、腰痛は自律神経のバランスが崩れることによっても起こる可能性があります。
ふだんから自律神経のバランスを整えることで、そのリスクを減らすことができます。
ただし、ストレッチをする際は痛みを感じない程度に、無理なく行うことが大切です。大きな負荷をかけると、それが原因で腰痛やそのほかの症状を招くおそれがあります。

適度な運動をする

ストレッチをすることで腰周りの筋肉を伸ばすだけでなく、運動をして鍛えることも腰痛予防につながります。
太りぎみな方にとっては、減量して腰にかかる負担を緩和させることにもつながるでしょう。
“運動”というと、ジムに通ってインストラクターの指示を仰ぎながら本格的に、あるいはそれなりの時間を確保したうえでストイックに行わなければいけない、というイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。

しかし実際はそんなこともなく、自宅で気軽にできるものも少なくありません。
たとえば、代表的な筋トレのひとつである腹筋運動も腰痛予防に効果的。腹筋を鍛えることで自然に腰回りの筋肉も引き締まり、体重をしっかり支えられる強い腰を作ることができます。
一方、屋外での運動としてはウォーキングが有効です。
本格的な内容ではなくても、「毎日自宅と最寄り駅を徒歩で往復する」といったことを意識するだけでも徐々に効果が得られます。

入浴する

冷え込む冬場は特にお湯を沸かして入浴することが多いのではないかと思いますが、その際にちょっとした一工夫を加えることで腰痛予防の効果が期待できます。 具体的には、38~40℃ほどのお湯に約10分浸かり、全身を温めます。その後、バスタブの片側の縁を両手で押さえ、下半身を動かさないようにして腰から上を数回、左右にゆっくりひねります。

こうして全身を温めることで血行を促すことができます。 加えて、入浴後も簡単なストレッチをするとより効果的です。入浴後は全身の筋肉がほぐれているので伸びやすく、ストレッチによる効果がより得られやすくなります。

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