生活習慣病(成人病)とは

糖尿病や高血圧、痛風、中性脂肪…生活習慣病には身近な病気が含まれます。チェックを通し、予防法や治療法について解説します。

生活習慣病(成人病)とは

生活習慣病(成人病)とは・・・偏った食事や運動不足、ストレス、過度な飲酒、喫煙など日々の生活習慣から引き起こされる病気の総称です。
生活習慣病には、糖尿病、高血圧、脂質異常症、痛風など様々な病気があり、性別や年齢を問わず子供でも発症します。
放っておくと、突然脳卒中や心筋梗塞を起こし命を落とすなど取り返しのつかない事態になってしまいます。
生活習慣を見直し、健康な生活にすることや早めの検査と治療がとても大切です。

生活習慣病(成人病)とは

生活習慣病とは、次のように定義されています。
「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」

つまり、わたしたちの日常生活そのものが原因となる病気なのです。
しかし定義からも推測できるように、一言で「生活習慣病」といってもさまざまな病気の種類があります。

ここでは生活習慣病の概要と、代表的な病気の種類を解説します。
また、簡単にできる生活習慣病のチェック項目も記載しておりますので、ご自身のライフスタイルと照らし合わせながらお読みください。

生活習慣病の種類

生活習慣病の種類

みなさんも聞いたことがあるような生活習慣病の代表的な種類、症状として、次のような病気があげられます。
恐ろしいことに、どれも"自覚症状"はほとんど見られません。

つまり気付かない内に徐々に進行・悪化していき、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞などの命の危険に関わる病気を発症するようにもなります。
このことから生活習慣病は別名「サイレントキラー」とも呼ばれています。

また大人だけではなく、小さな子供も生活習慣病になることがあります。
これを「小児生活習慣病」と呼びます。
子供のケースでは病気にかかっている罹病期間(りびょうきかん)が大人に比べても長いことから、成人後に合併症を起こす頻度が高いと言われています。
生活習慣病は大人だけの問題ではなく、子供にも影響があることから予防となる健康管理、そして治療がとても重要になります。

糖尿病 糖尿病とは、「インスリン」と呼ばれるホルモンが低下することで高い血糖値が慢性的につづいてしまう病気です。
厚生労働省の発表によれば、男性の6人に1人、女性の11人に1人が糖尿病になっていると言われています。
悪化すると失明や、足などが壊死することもあるので要注意の病気です。

糖尿病の詳細はこちら

高血圧 高血圧は安静にしている状態でも血圧が正常値よりも上昇してしまい、それが慢性的につづいてしまう状態です。
血管に対して常に負担がかかっていることから動脈硬化を起こしやすいと言われています。

高血圧の詳細はこちら

脂質異常症 脂質異常症とは、血液中に含まれる中性脂肪(トリグリセライド)などの脂質が基準よりも多い状態です。
以前までは"高脂血症"とも呼ばれていた病気です。
余分な脂質が血液中にあることで、動脈硬化や心筋梗塞あるいは脳卒中などを引き起こします。

脂質異常症の詳細はこちら

痛風 「風にあたるだけで痛い!!」と表現されるほどの激痛が発作的に起こる関節炎になります。
発症する90%が男性だとも言われ、女性が痛風になることは滅多にありません。
尿酸がからだの中に蓄積されてしまい、尿酸結晶ができることで発作が起こります。
腎臓病や尿路結石などさまざまな合併症を起こしてしまうことでも知られている病気です。

痛風の詳細はこちら

~生活習慣病と成人病~

以前は成人病とも呼ばれていましたが、1996年に「生活習慣病」として改められました。
1996年以前は40歳以降の死亡率が高く、しかも死因を占める割合も高かったことから「中高年になればかかる病気」とされてきました。
つまり原因は"加齢"にあると考えられていたのです。

しかし1996年をさかいに成人病から生活習慣病になったのは、研究により「生活習慣の積み重ね」が原因であることが明らかとなったからです。
それまで成人病は早期発見・早期治療という二次予防がとられていました。
ですが、不規則な生活習慣が原因であると明らかになったことで、生活習慣を改善して病気の発症あるいは進行を予防するという考えに変わっていきました。

そこで個人が生活習慣を見直し、そこに社会的な支援ができるように整備していくためにも「生活習慣病」とすることを厚生労働省が決定しました。

生活習慣病チェック

生活習慣病の診断チェック

性別・年齢を問わず発症する生活習慣病ですが、次にあげる項目のうち、いくつ当てはまるかをチェックしてみてください。

普段普通に生活をしていても、当てはまるものが意外と多いかもしれません。

日常生活における生活習慣病チェック

  • 運動をしない
  • 仕事がデスクワーク
  • ほんの短い距離でも車などで移動する
  • 階段を極力さけ、エスカレーターやエレベーターを使用する

食生活による生活習慣病チェック

  • 栄養が偏っている(好き嫌いが多い)
  • 肉類が中心で、野菜や果物をあまり食べない
  • 甘いものが好き
  • 間食が多い
  • 味つけが濃いものが好き
  • 不規則な食事時間
  • 外食が中心
  • 「お腹がいっぱい!!」と感じるまで食べないと気が済まない

喫煙と飲酒による生活習慣病チェック

  • タバコがやめられない
  • 休肝日がほとんどなく、お酒を飲みたいだけ飲む

ストレスによる生活習慣病チェック

  • 寝不足
  • 趣味などがない
  • 休日出勤や残業が多い
  • うまくいかない人間関係
  • 完璧主義で責任感が強い
  • せっかちな性格

上記チェック項目のうち、日常生活の中でこころあたりがあるものはどれだけありましたか?

当てはまる項目が多ければ多いほど、生活習慣病のリスクは高まります。
「怪しいな・・・」と思う人は、すぐに検査することをオススメします。

生活習慣病の予防と改善

生活習慣病の予防と改善

生活習慣病は悪い生活習慣が長年続くことで引き起こされてしまいます。
遺伝的な要因があるものの、要因としてはごくわずかです。
生活習慣病のもっともな原因となるのは「食事」「運動不足」「ストレス」「飲酒・喫煙」などになります。

現在からだに支障がないからといっても、こういった原因は時間をかけてからだを蝕んでいきます。
「当たり前」と思っていた生活習慣が、将来取り返しがつかないことになる可能性があります。

特に食事の影響は、かなり遅れてから現れます。
好きなものだけを食べていたり、味付けが濃いものばかりが中心の食生活を続けていると、いずれは何かしらの生活習慣病を引き起こすことになりかねません。

生活習慣病において「脂質」「血圧」「血糖値」の3つの値は発症に大きく関わります。
健康診断などでこれらの数値に異常が見つかればもちろんですが、どの数値も高くならないようにバランスの良い食事をこころがけるのが大切です。

また運動は生活習慣病にならないための基本中の基本です。
運動によって血行を良くすることで、血管の健康状態を保つことにつながります。
これによって"動脈硬化"の予防につなげることもでき、メタボリックシンドローム(メタボ)解消にも役立ちます。
しかも運動することでストレス発散になることもあるので、適度な時間からだを動かすことはとても大切です。

飲酒に関して言えば、適量なら問題はありませんが、食事とおなじく遅れて悪い影響が現れるので飲み過ぎには注意が必要です。
喫煙はいうまでもなくメリットは1つもないので、禁煙は生活習慣病はもちろんですが"ガン"などの重い病気を予防することにもつながります。

規則正い、健康的な生活を送ることで生活習慣病の予防・改善につながることは間違いありません。

生活習慣病の悪化がもたらす重大リスク

生活習慣病悪化による体へのリスク

自覚症状がほとんどないことから"サイレントキラー"とも呼ばれる生活習慣病を放置してしまうと、「動脈硬化」が進行していきます。

動脈硬化の原因には、次ようなことがあります。

  • 血中や血管壁のタンパク質が糖化してしまう(糖尿病)
  • 血管壁にコレステロールが溜まってしまう(脂質異常症)
  • 血管に高い圧力がかかる(高血圧)

こういったことが重なっていくことで、動脈硬化は進行していきます。
健康な人の血管には"弾力性"があります。
拡張と収縮を繰り返すことで、ポンプのようにしてからだ中に血液を送り届けています。

しかし動脈硬化になると、血管の弾力性は失われてしまい血流が悪くなってしまいます。
そして重症化すると血管内に血栓ができてしまい、血管が完全に塞がれてしまうこともあります。

血管が塞がれてしまうことで、以下に記載する命に関わるような病気を発症するようになります。

心臓病

動脈硬化が進行することで心臓に起こる病気には、次の2つがあります。

狭心症とは、心臓の周りを取り巻いている「冠動脈」が狭くなってしまうことで、心臓を動かしている血流が不足してしまいます。

すると「心筋虚血」が起こります。
胸に締め付けられるような痛みや圧迫感を感じるようになります。
こういった症状が数分~15分ほど続くとされています。

一方の心筋梗塞は、冠動脈が完全に塞がってしまいます。
つまり心臓の血流がストップしてしまいます。
血流がストップした部分は壊死し、呼吸困難や激しい胸の痛みを感じます。
また吐き気や冷や汗といった症状などもあり、長時間続きます。

脳卒中

国内で介護が必要となる病気の第1位はなにかご存知でしょうか。

  • 男性・・・脳卒中
  • 女性・・・認知症

ちなみに介護が必要な人で男性のおよそ30%、女性のおよそ10%以上の割合を脳卒中が占めています。
脳の中にある神経細胞には、「運動」「言語」「視覚」「聴覚」などをつかさどる機能があります。
脳卒中にかかると、神経細胞に障害を起こしてしまうようになります。

  • 脳の血管がつまる・・・脳梗塞
  • 血管が破れて出血・・・脳出血やくも膜下出血

障害が起こった部位によっては、からだが動かなくなったり、言葉が発せられないなどの後遺症が残ることもあります。
後遺症が重ければ重いほど介護が必要な状態になり、本人だけでなく家族や周囲の人たちへの負担も大きくなります。

脳卒中の代表的な症状としては、次のようなものがあります。

  • 突然、倒れる
  • ろれつが回っていない
  • 片目が見えない
  • 視野がかける
  • 顔や手足の半分だけに力が入らない、あるいは動かない

発症から3時間以内に治療すれば後遺症も軽くなることがわかっていて、もし疑いがある症状が現れた場合には速やかに病院へいきましょう。

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症は足などの動脈硬化が進行してしまうことで、血管が狭くなることや詰まったりする病気です。

血流が悪くなってしまうことで、しびれが起きたり、痛みや冷たさを感じるようになります。
悪化すれば、安静にしている時でも症状が現れるので日常生活に支障をきたすことがあります。

生活習慣病とメタボの違い

生活習慣病とメタボの違い

一度は耳にしたことがあるくらい世の中に広まったメタボリックシンドローム、通称"メタボ"を生活習慣病と考えている人も少なくないはずです。
実はこれら2つは似ているようで、少し違います。

メタボリックシンドロームとは、内蔵脂肪が蓄積した状態(内蔵脂肪型肥満であり、「血糖値」「血圧」「脂質値」のうち2つに異常がある症候群のことになります。

しかし「なんだ生活習慣病ではないんだ」と安心してはいけません。
というのも、メタボリックシンドロームの診断基準は糖尿病や高血圧、脂質異常症の診断よりも厳しいです。
つまり「健康診断では問題なし」とされていても、内蔵脂肪の蓄積が認められ、他の検査で数値に異常があればメタボリックシンドロームと診断されることがあるので油断は禁物です。

メタボの診断基準
ウエストの周り 男性:85cm以上 女性:90cm以上

上記の項目と合わせて次の中で2つ以上に当てはまる
収縮期血圧 130mmHg以上
かつ/または
拡張期血圧:85mmHg以上
空腹時高血糖 110mg/dL以上
高トリグリセライド
(中性脂肪)血症
150mg/dL以上
かつ/または
低HDLコレステロール血症:40mg/dL未満

メタボリックシンドロームは内蔵脂肪が過剰に蓄積することが問題です。
内蔵脂肪を蓄積させることで生活習慣病を招いてしまいます。
内蔵脂肪型肥満(メタボ)を改善していくことは、生活習慣病予防の第一歩と言えるでしょう。

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