プロプラノロール塩酸塩とは

プロプラノロール塩酸塩(Propranolol)とは

プロプラノロール塩酸塩(Propranolol)は、血圧を低下させるはたらきがあることから不整脈や狭心症の予防、片頭痛の抑制などに効果的な成分です。

上記のような適応症を治療する際に、国内ではプロプラノロール塩酸塩を有効成分とするインデラルが処方されるケースも少なくありません。
ここでは、そんなプロプラノロール塩酸塩についてまとめています。
効果や作用機序はもちろんのこと、副作用や併用禁忌薬などについても触れているのでぜひチェックしてみてください。

プロプラノロール塩酸塩の効果

プロプラノロール塩酸塩は、高血圧や片頭痛といった身近な症状に効果的な成分です。

高血圧とは文字通り、正常時の血圧が一定値を超えている状態をいいます。
塩分や脂肪分を摂りすぎてしまうような食生活、不規則な生活習慣を続けることで起こりやすく、放置していると動脈硬化をはじめとする合併症を引き起こすリスクが高まります。

一方、片頭痛とは部分的に生じる頭痛であり、国内だけで見ても800万人以上の患者がいるとされています。
脈を打つかのように一定のリズムでズキズキと激しい痛みが生じ、また場合によっては吐き気やめまいが同時に現れることもあります。
再発しやすいという特徴があることから、長期にわたって悩まされている方も多いのではないかと思います。

プロプラノロール塩酸塩は、血圧を低下させることによって上記のような身近な症状を改善します。
また、不整脈や心筋梗塞、緑内障など、高血圧が関係している病気の治療においても効果的です。

Wikipedia - プロプラノロール

あがり症や緊張緩和にも

プロプラノロール塩酸塩は、高血圧や片頭痛だけでなくあがり症の治療に用いることも可能です。

人前に立つと緊張して脈拍が早くなったり手足が震えたり、もしくは汗をかいたりすることで知られるあがり症ですが、一般にその人の性格的な問題として捉えられやすいのではないかと思います。
ですが経験を積み、自信を身につけても改善されない場合は社会不安障害(SAD)という病気の一種である可能性が高いといえます。
改善しないまま放置すると周囲への不安感や恐怖感が増幅し、症状を悪化させるおそれがあります。
場合によってはうつ病のような心の病気にもつながりかねません。

プロプラノロール塩酸塩は、血圧を低下させて脈拍を抑えることによって、このようなあがり症を緩和します。
社会不安障害の患者数は国内だけで見ても300万人近くいると考えられており、特に若年層に多い傾向があるようです。
心当たりがある場合は、プロプラノロール塩酸塩を使用して改善してみてはいかがでしょうか。

プロプラノロール塩酸塩の副作用

プロプラノロール塩酸塩は適応症の治療に優れた効果を発揮する一方で、使用によって副作用が生じるリスクも考えられます。
具体的には視力の低下、めまい、発疹などが挙げられます。

これらの症状はプロプラノロール塩酸塩のはたらきによるものなので、医薬品の効果が弱まれば徐々に治まっていくことがほとんどです。
しかし、場合によっては悪化し、医薬品の効果が切れてもなお発現し続けることもあります。
その場合は、医薬品の使用を中止したうえで医師に相談することをおすすめします。

また、発症頻度は限りなく少ないものの、重度の副作用が現れることもあります。
具体例として呼吸困難を伴う気管支痙攣や失神を伴う起立性低血圧、紫斑病(赤紫の出血斑が皮膚上に現れる病気)などが挙げられます。
これらの副作用は生命に関わるおそれがあるため、失神や喘鳴、皮膚上のあざといった疑わしい初期症状が見られる場合はすぐさま受診するようにしましょう。

Wikipedia - プロプラノロール

プロプラノロール塩酸塩の禁忌・注意

プロプラノロール塩酸塩は適応症に優れた効果を発揮しますが、だからといって誰でも使用できるわけではありません。
たとえば、プロプラノロール塩酸塩の使用によって過去にアレルギー症状を引き起こしたことがある方、治療を必要とするほどの低血圧症を患っている方、気管支喘息を患っている方などは使用できません。
使用することで状態が悪化するおそれがあります。

また、禁止事項とまではいかずとも、使用するうえで十分に注意すべき点もいくつかあります。
小児の不整脈治療に用いる場合は医師から適切な指示を仰ぐこと、投与期間中に強い片頭痛が起きた場合は片頭痛薬を頓服薬として慎重に併用することなどが挙げられます。

上記のような禁止事項、注意事項を十分に理解したうえで正しく使用しましょう。

プロプラノロール塩酸塩を含む医薬品

高血圧やそれに伴う病気を予防するため、片頭痛の発症を抑制するため、あがり症を改善するため……など、さまざまな目的で用いられるプロプラノロール塩酸塩ですが、これを有効成分とする医薬品として、ここではインデラルを紹介します。
適応症を治療する際に医療機関から処方されるケースも多いため、その効果や用法用量、副作用などについて詳しく知っておくことをおすすめします。

インデラル

インデラルは、イギリスのケンブリッジに本社を置くアストラゼネカ社が製造・販売するβ遮断薬です。
有効成分プロプラノロール塩酸塩のはたらきにより、興奮に関係する神経伝達物質ノルアドレナリンがβ受容体と結合することを防ぎます。
その結果、心がリラックスして脈拍や血圧を正常な状態に戻します。

アストラゼネカ社は1964年にこの薬を開発しており、日本では2年後の1966年から使用が開始されました。
狭心症や不整脈の治療薬として、また高血圧治療薬として承認され、長く使用されてきました。
そんなインデラルは、2010年代に入って片頭痛の治療にも役立つことについての議論が活発化しました。
日本では2013年から従来の使用方法に加えて片頭痛治療薬としても処方されるようになりました。

プロプラノロール塩酸塩のジェネリック医薬品

医薬品には新薬(先発医薬品)のほかにも、ジェネリック医薬品(後発医薬品)として開発されたものがあります。
ジェネリック医薬品は特定の新薬の有効成分を使って開発されており、その分だけ開発コストが削減されています。
それによって販売価格が格安に設定されている点が強みです。
また、新薬と同じ有効成分を用いて製薬されていることから、新薬と遜色ない有効性や安全性が保証されているのも大きな特徴として挙げられます。
ここではインデラルのジェネリック医薬品として、プロプラノロールWZF、シプラ-LA、ベータプロの3種類をピックアップして紹介しています。

プロプラノロールWZF

プロプラノロールWZFは、Polfa Warszawa社が製造・販売するジェネリック医薬品です。
有効成分プロプラノロール塩酸塩の血圧降下作用により、狭心症や片頭痛、高血圧を予防します。
また、心拍数を正常な状態に整える効果があることから、緊張状態によるドキドキ感や動悸、手足の震えを改善する目的でも使用できます。

日本では未承認ですが、通販で購入できます。
10mg錠なら1錠あたり約20円、40mg錠なら1錠あたり約30円というリーズナブルな価格で購入することが可能となります。
インデラルを使用しているが、より出費を節約したいと考えている方におすすめです。

プロプラノロールWZFの詳細はこちら

シプラー LA

シプラーLAは“ジェネリック大国”として知られるインドの製薬会社、シプラ社が製造・販売するジェネリック医薬品です。
有効成分として含有するプロプラノロール塩酸塩がノルアドレナリンとβ受容体の結合を防ぐことで、興奮状態を抑えて心拍数や血圧を正常な状態に整えます。
こちらも日本では未承認となっており、通販で購入して使用できます。
通販での販売価格は1錠につき40円程度となっています。

シプラー LAの詳細はこちら

ベータプロ

ベータプロは高血圧や狭心症の予防、あがり症の緩和などに効果的な医薬品です。
インドの製薬会社Consern Pharma社によって製造・販売されています。
新薬であるインデラルと同じくプロプラノロール塩酸塩を有効成分としており、血圧を低下させることで適応症を予防します。
1錠あたりの薬価が10mg錠なら約20円、40mg錠なら約35円と安く、治療費を少なく抑えたい方に適した製品といえます。

ベータプロの詳細はこちら

プロプラノロール塩酸塩の作用機序

プロプラノロール塩酸塩はβ遮断薬に分類されます。
β遮断薬とは、交感神経のβ1受容体に作用することで心臓の機能を正常にする医薬品をいいます。

高血圧の原因はいくつかありますが、そのひとつとして血管を流れる血液量の増加が挙げられます。
これは何らかの原因によって心臓の機能が活性化することで起こります。
心臓の機能にはβ1受容体が関係していますが、プロプラノロール塩酸塩はこのβ1受容体を神経伝達物質と結合しないように遮断することで心機能の活性化を防ぎます。
その結果、心臓から全身に送られる血液量が減少し、それにともなって血圧も低下します。

また、このような作用機序によって心拍数を正常な状態に整えることから、あがり症の症状として現れやすい動悸やドキドキ感、手足の震えなどを抑制するのにも有効です。
ただし、気管支の拡張に関係しているβ2受容体にも作用するβ1非選択性薬剤であることから、気管支喘息の患者は使用できない点に留意しておく必要があります。

プロプラノロール塩酸塩の併用禁忌薬

インデラルやそのジェネリック医薬品など、プロプラノロール塩酸塩を有効成分として含有する医薬品を使用する場合は、くれぐれも併用禁忌薬と併用しないように注意する必要があります。

併用禁忌薬とは、相互作用によって医薬品本来の効果が損なわれるほか、深刻な悪影響が人体に及ぶリスクが高い医薬品をいいます。
そのため、原則として併用禁忌薬との併用は禁止されています。

プロプラノロール塩酸塩の併用禁忌薬として挙げられるのは、片頭痛治療薬であるマクサルト(※リンク先はジェネリック)です。
相互作用によってプロプラノロール塩酸塩の作用が強く現れすぎてしまうおそれがあり、それによって副作用のリスクが高まります。
どうしても併用しなければいけない場合は、24時間以上の間隔を空けたうえで医師の指示通りに正しく使用しましょう。

Wikipedia - プロプラノロール

プロプラノロール塩酸塩の併用注意薬

プロプラノロール塩酸塩には、併用禁忌薬だけでなく併用注意薬もあります。
併用注意薬は、併用によって何かしらの弊害が生じるおそれがある医薬品であり、併用する際は医師の指示を仰いだうえで慎重に投与しなければいけません。

具体的には、たとえば「他のβ遮断薬」が挙げられます。
相互作用によって交感神経を抑制するはたらきが増強し、徐脈や心不全といった症状を引き起こすリスクが高まります。
併用する場合はいずれかの医薬品の服用量を減らしつつ、医師の指示通りに慎重に投与しましょう。
このほかにも、低血糖症状を引き起こすおそれがあることから「血糖降下剤」、また心機能を過剰に抑制しかねないことから「クラスⅠ抗不整脈剤」などが併用注意薬として挙げられます。

Wikipedia - プロプラノロール

取扱商品の品質は安心です
梱包方法
丁寧で中身の商品名がわからないような梱包をしています。
安心配送
ご注文から商品到着まで責任を持って取り組みます。
充実サポート
わからないことやご不安な点はメールでお問い合わせください。
配送
ページの先頭へ