セミダオニール(オイグルコン)
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- 内服薬
セミダオニールはオイグルコンのジェネリック。インスリンの分泌を促進することで血糖値を下げる糖尿病治療薬です。作用が強力で長時間作用が特徴です。なお、1型糖尿病の治療に用いることはできません。
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- 有効成分
- グリベンクラミド
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- メーカー
- アベンティスファーマ
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- 適応症
セミダオニール(オイグルコン) 2.5mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
セミダオニール(オイグルコン)とは、糖尿病を治療するための生活習慣病治療薬になります。生活習慣病の一種である糖尿病は、インスリンの量が不足したり、はたらきが悪くなってしまうことで血糖値が上がってしまう病気です。
セミダオニール(オイグルコン)は、インスリンの分泌を促進することで血糖値を下げてくれる薬になります。
セミダオニール(オイグルコン)の特徴セミダオニール(オイグルコン)には、3つの特徴があります。
■スルホニル尿素薬の中では作用が強力
■スルホニル尿素薬の中でも長時間作用
■1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)には無効
しっかりとした効き目と長時間作用に加えて、吸収や代謝も良いことから安定した効果を発揮してくれます。
この特徴から、もっともよく使われるスルホニル尿素薬(SU薬)になります。
また、セミダオニール(オイグルコン)はインスリンの代りになる薬ではないことから、1型糖尿病には無効であることには注意が必要です。
セミダオニール(オイグルコン)の効果・効能食後は、誰でも血糖値が上昇します。
この時に「インスリン」と呼ばれるホルモンが膵臓から分泌されることで、血糖値を下げることができます。
セミダオニール(オイグルコン)は、インスリンの分泌が行われる膵臓に作用します。
膵臓には膵島(すいとう:ランゲルハンス島)と呼ばれる島の形をした細胞の集まりがあり、その中にあるβ細胞を刺激することで、インスリンの分泌を促進することができます。
インスリンの分泌が促進されることで、血糖値を下げる糖尿病治療薬としての効果が期待できます。
服用方法・使用方法
セミダオニール(オイグルコン)の服用方法は、次のようになっています。1日量1.25~2.5mgの服用
原則として、1回服用の場合には朝食の前または後、2回服用の場合には朝と夕それぞれ食前または食後の服用となっています。
必要に応じて適宜に用量を調整して、維持量を決定します。
ただし、1日に服用できる最大用量は10mgまでとなっています。
セミダオニール(オイグルコン)の注意点■糖尿病の診断が確立された場合にのみセミダオニール(オイグルコン)を服用
糖尿病以外にも、血糖値が上昇する病気はいくつもあります。
- 耐糖能異常
- 尿糖陽性
- 糖尿病に似ている症状(腎性糖尿、老人性糖代謝異常、甲状腺機能異常など)
■基本治療では不十分だった場合のみに服用
糖尿病治療の基本である「食事療法」と「運動療法」の2つを十分に行い、それでも効果が不十分であった場合にのみ、セミダオニール(オイグルコン)の服用を検討することとしています。
■定期的な検査
セミダオニール(オイグルコン)の服用は少量より開始し、血糖や尿糖の検査を行い薬の効果を確認して下さい。
効果が不十分であった場合には、その他の治療方法への切り替えを検討して下さい。
■低血糖への注意
セミダオニール(オイグルコン)の重い副作用症状として、「低血糖」があります。
低血糖の恐れがある以上は、服用してからの車の運転や高所などの危険を伴う作業は控えるようにして下さい。
また、周囲や家族の方も低血糖には十分に注意するようにして下さい。
副作用
セミダオニール(オイグルコン)の副作用でもっとも注意が必要になるのが低血糖になります。必要以上に血糖値が下がってしまい、おおよそ血糖値が50mg/dl以下になると特有の症状が現れます。
また、高齢者の方は慢性的な低血糖状態になりやすいことから、元気がなくなったり、ぼんやりするといった症状が長く続いてしまうことがあります。
家族の方や介護にあたる方も注意して下さい。
その他の副作用症状は少ないとされていますが、次のような症状が現れることがあります。
血液 | 頻度0.1%未満 | 白血球減少 |
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頻度不明 | 血小板減少 |
肝臓 | 頻度0.1%以上 | AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇 |
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過敏症 | 頻度0.1%以上 | 発疹 |
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頻度0.1%未満 | 光線過敏症、そう痒感 |
精神神経 | 頻度0.1%未満 | めまい、倦怠感、眠気 |
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その他 | 頻度0.1%未満 | アルコール耐性低下、脱毛 |
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頻度不明 | 流涙、視力低下、むくみ(浮腫) |
※赤文字になっている症状が現れた場合には、セミダオニール(オイグルコン)の服用を中止して下さい。
重い副作用症状
低血糖 | 力の抜けた感じ、ふるえ、さむけ、動悸、冷や汗、強い空腹感、頭痛、不安感、吐き気、目のちらつき、イライラ、眠気、ぼんやりする、さらに重くなると・・・異常な言動、けいれん、昏睡(意識がなくなる) |
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無顆粒球症・溶血性貧血 | 発熱、喉の痛み、だるい、出血傾向(血豆・青あざ、歯肉出血、鼻血、血尿)、息切れ、動悸、黄疸(皮膚や白目が黄色)、むくみ、尿量減少 |
肝炎・肝機能障害・黄疸 | だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色 |
注意点
セミダオニール(オイグルコン)の併用禁忌薬は、次のようになります。■トラクリア(成分:ボセンタン水和物)
セミダオニール(オイグルコン)との併用によって、重い肝機能障害を起こす恐れがあるので併用しないようにして下さい。
セミダオニール(オイグルコン)を服用できない方■重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、インスリン依存型糖尿病の患者さん
■重い腎機能あるいは肝機能障害がある方
■重症感染症、手術後、重い外傷がある患者さん
■下痢、嘔吐等の胃腸障害のある患者(低血糖を起こす恐れあり)
■妊娠または妊娠している可能性がある方
■セミダオニール(オイグルコン)成分やスルホンアミド系薬剤に対して過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
■トラクリア(成分:ボセンタン水和物)を服用中の方
セミダオニール(オイグルコン)との併用に注意が必要な薬■血糖降下作用を増強してしまう薬剤
血糖降下作用が強まることで、重い副作用である低血糖を起こす恐れがあります。
■インスリン製剤
- ヒトインスリン
■ビグアナイド系薬剤
- メトグルコ、グリコラン
- ジベトス
- アクトス
- グルコバイ
- ベイスン
■DPP-4阻害薬
- ジャヌビア、グラクティブ
■GLP-1受容体作動薬
- ビクトーザ
■SGLT2阻害剤
- スーグラ
- デベルザ、アプルウェイ
■高尿酸血症治療薬
- ベネシッド
- ワーファリン
- アスピリン(※リンク先はジェネリック)
- サザピリン
■プロピオン酸系消炎剤
など
■アリール酢酸系消炎剤
- フェナゾックス
- レリフェン
■オキシカム系消炎剤
- ロルカム
■β-遮断薬
- インデラル(※リンク先はジェネリック)
- セロケン、ロプレソール
■モノアミン酸化酵素阻害剤
- エフピー
■マクロライド系抗生物質
- クラリス(※リンク先はジェネリック)、クラリシッド
- バクタ
- バクトラミン
■クロラムフェニコール系抗生物質
- クロロマイセチン
- アクロマイシンV
- ミノマイシン(※リンク先はジェネリック)
■ニューキノロン系抗菌薬
■フィブラート系薬剤
- ベザトールSR
- クロフィブラート
■アゾール系抗真菌薬
- フロリードDクリーム
- ジフルカン(※リンク先はジェネリック)
- ケトコナゾール
■抗不整脈薬
- リスモダン
- ピメノール
血糖降下作用を弱めてしまうことによって、高血糖状態が起こる恐れがあります。
■アドレナリン
■副腎皮質ホルモン製剤
- コートン
- コルテス軟膏
■甲状腺ホルモン製剤
- レボチロキシンNa
- チラーヂン
■卵胞ホルモン製剤
- エストラジオール安息香酸エステル
- エストリール
■利尿剤
- フルイトラン
- ラシックス
■抗結核剤
- ピラマイド
- イスコチン
- リファジン
- ナイアシン
- コントミン
- フルメジン
■抗てんかん薬
- アレビアチン、ヒダントール
- スプレキュア